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ビジョンは掲げてはいけない!

ご存じの通り、国内は低成長時代が続いています。

私たちはそんな時流の中で、社員(50〜)100名以上規模で成長を続けている中堅企業の研究、ルール化を進めています。

社員(50〜)100名前後から成長が鈍化する企業もいらっしゃれば、逆にどんどんと成長を続けて、社員数200名、300名を超えて成長する企業もいらっしゃいます。その違いはいったい何なのか?

ここ1年弱で100を超える経営者ヒアリング、企業調査を重ねて調べて参りました。そして、その違いが明らかになってきました。

以下の①と②どちらがしっくりきますか?

皆さまは、以下の①と②の考え方のどちらがしっくりときますでしょうか?

①業績を上げるために”良いチーム(組織)”を作る

②”良いチーム(組織)を作ることが1番の目的(その結果、業績は上がる)

低成長時代でも社員数100名未満から、100名を超えて、200名、300名と成長を続ける企業は上記②のスタンスで事業展開をされているところが多いようです。

①のスタンスと②のスタンス、事業展開の様々な場面で”違い”が出てきます。 その中で顕著に表れる”違い”は「ビジョン」についいての捉え方のようです。

①の企業は、ビジョンを掲げるもの、コミットメント性の高い達成するべきもの
②の企業は、ビジョンは一緒に歩む長い道(旅)、どんな仲間達とどんな方向性に向かうかの方向性

のように捉え方が違うようです。

”Way”は社員を突き動かす最高のエンジン「10年後、今の売上の3倍、売上高300億円、社員数1000名がビジョン!」と掲げたとして、社内のどなたのモチベーションが上がるでしょうか?

経営トップ層か、”他より大きくなりたい”という価値観を持つ一部の社員の方だけではないでしょうか。現場の1人1人の社員にとって、300億円になること、1000名になること自体には直接何の関係もなく、モチベーションが上がる人は少ないのではないでしょうか。

(数字には表されない部分も含めて)自社が長期的(5年や10年後)に、どのような状態になっているか、そして、そこに向かうまでにどのような流れ、ストーリーが進むのかを知る方がよほどモチベーションが上がる社員が増えるはずです。

「ビジョンは掲げるものではなく、一緒に歩む長い旅。途中、困難なことも、しんどい時もあるだろうが、どうせ歩むなら、お互いを認め合いながら一緒に楽しい旅をしたい。」このようにビジョンを考えるのが前述の②の企業です。

そして、このようなビジョンを分かりやすく、明確にする企業には、共感社員が増え、顧客の支持を増え続け、長期的な成長を遂げる中堅企業になっているようです。

このようなビジョンを「Way」(広義のビジョン)と呼びます。

そして、その「Way」に必要な構成要素がPMVVです。
P(理念、パーパス)〜私たちは〇〇〇を大事に考える(思考、信条)
M(ミッション)〜だから、私たちは〇〇〇を役割とする(行動)
V(”狭義の”ビジョン)〜だから、私たちの5〜10年先は〇〇〇になる
V(バリュー)〜だから、私たちはお互いに日々、〇〇〇を判断軸に動く

PMVVを自社の最上位概念として置き、そしてその元に「戦略」「仕組み化」「戦術」「戦闘」を置く。そのように事業展開が行われている中堅企業が成長しているようです。

「どうせ歩むなら、お互いを認め合いいながら一緒に楽しい旅をしたい」
皆さまの会社の”Way(PMVV)”はどのようなものでしょうか?
一度、ご整理していただければと存じます。

鎌倉新書の清水会長様をゲスト講師をお呼びしたセミナーを開催いたします。

https://www.funaisoken.co.jp/seminar/076099