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成長戦略とは?自社の成長戦略の実行に必要な経営資源の考え方

100億企業を実現した5人の経営者の成功事例
自社の成長戦略の実行のために必要な経営資源は整っていますか?
成長戦略はその実行可能性も併せて考える必要があります。

成長戦略とは

「成長戦略」は、「アベノミクスの成長戦略」などでも使われておりますが、自社の「成長戦略」を考える場合に、どのように考えるのがよいでしょう。成長戦略は
・経営の目標を組織の成長とした場合に、その為に何をするべきかを明確にすること
・将来の成長が見込まれて、利益をもたらすと考えられる分野へ積極的、計画的に対応する方針
・組織が一定の成長を達成するために立案・実施する方針・方策
などと説明されます。経営者の皆さんは常日頃頭の中で成長戦略は考えられていると思います。場合よっては、今のままだと現状維持すら難しいので、維持するためにも成長戦略を策定する必要がある、と考えている経営者の方もいると思います。
いずれにしても「今後、自社が成長するために、どの分野で何をする、という方針」を経営者の頭の中だけでなく、社員や取引先など利害関係者に伝わるように、書面など形にする必要があります。

成長戦略の考え方

成長戦略を考える際に、使われるフレームワークとして「プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)」や「アンゾフの成長マトリクス」などが使われることがあります。
「プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)」は、事業の成長を「市場成長性」と「市場シェア」の2軸におき、「アンゾフの成長マトリクス」は「製品(既存・新規)」と「市場(既存・新規)」の2軸において考えます。経営者の方が頭の中で考えられている成長戦略を一度このようなフレームワークを活用して書面に落とし込んでみるのも良いと思います。

成長戦略の実現に向けて必要なこと

成長戦略を決める際に、大事なポイントとしては、その成長戦略を実現するために何が必要かという点です。
戦略を実現するために、経営資源という視点で、
・ヒト→必要な人材がいるか、いない場合は採用できるか
・モノ→在庫や設備などが整っているか
・カネ→資金は十分か、不足している場合調達は可能か
・情報→社内にあるノウハウなどで十分か、社外から情報を入手する必要があるか
などを考える必要があります。

成長戦略におけるIPOの役割

上記を踏まえて成長戦略の実行に向けて
・ヒト→より採用力や認知度を高めて優秀な人材を採用する必要がある
・モノ→設備投資を行う必要がある
・カネ→ヒト、モノの課題を解決するためには、資金調達力を高める必要がある
・情報→社内の情報が整理されている状態にする必要がある。より最新の情報が集まるような体制にする必要がある
などと考えられると思います。IPO後の記者会見などで、IPOした資金使途として「採用強化に投資します」「設備投資を積極的に行います」「M&Aにより継続的な成長を目指します」という発言がありますが、まさに、成長戦略実現のためのIPOになります。IPOは目的(ゴール)ではなく、成長戦略の実現のための手段として考えると、IPOに対する見方が変わると思います。

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