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鎌倉からブランディングを考える

みなさん、こんにちは。船井総研の大嶽です。
さて、今回は神奈川県の鎌倉市からブランディングを考えてみたいと思います。 皆様は鎌倉と聞いてどんな印象を持ちますでしょうか?

大仏? 鎌倉幕府? 鶴岡八幡宮? 湘南? 海?

色々とあると思いますが、やはり、

「文化や歴史を感じる街」

という見解は共通しているのではないかと思います。 先日機会があって久しぶりに鎌倉に行ってきました。
まず初めに直感的に驚いたのが、

「観光客が多い」

ということです。
鎌倉市自体は居住人口も増えているのですが、調べてみると観光客数も以下のように推移しています。

 平成17年:1840万人
 平成18年:1845万人
 平成19年:1868万人
 平成20年:1934万人
 ※2009年入込観光客数(鎌倉市データより)

特に象徴として“鎌倉小町”という商店街がありますが、ここは歩くのも大変なほど賑わっています。何故こんなにも鎌倉市に魅力を感じる人が増えているのでしょうか?マーケティングの視点、実際に歩いてみた体験から考えてみたいと思います。

理由は大きく以下の4つに集約されるのではないでしょうか?

・都心の人口増に伴い、手軽に観光が出来る鎌倉に注目が集まっている
・不況による海外旅行、国内の遠出旅行の減少により、近場の旅行が増えている
・パワースポットブーム、歴史ブーム、和ブームなどにより、注目が集まっている
・魅力的なお店が多い


上から3つは外部環境によるものですが、私が注目したいのは4つ目の「魅力的なお店が多い」という点です。実際に鎌倉小町通りの店舗をくまなく見ていると、都心には無いようなお店が多く見られます。
特に繁盛している店は、

・手作り雑貨店
・ご当地アイスクリーム店
・蕎麦屋


などでしたが、それぞれが独自性を上手く見せ合い、特徴を掲げています。これが集合体として存在していることで、さらに魅力を増し、観光客を集めています。

また、他の観光地と異なるのが、

「オシャレな店舗」

が多いことです。
和のモダンテイストの店構えが多く、全体がシックでスタイリッシュにまとまっています。よって、高齢者だけでなく、実際に歩いている層を見ると若いファミリーやカップルも多くいます。

このように、以前は、団塊世代や高齢者の集まる歴史の街“鎌倉”だったのが変化しています。まさに、銀座を見ているようです。

皆様も改めて一度鎌倉に足を運んでみてはいかがでしょうか?

ブランディング