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「商品が見えにくい業界」のブランディング ~保育園を事例にパーソナルブランディングを考える~

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人が集まる多角化戦略のポイント 2024年時流予測レポート ~今後の見通し・業界動向・トレンド~



私の主領域は子育て関連ビジネス、特に保育園やベビーシッターなどの保育業界になります。この業界でコンサルティングを行って現在5年目を迎えました。
この業界は昨今、保育園に入れない“待機児童”と言われる子ども達が急増し、社会問題にもなっています。保育所が足りないのです。よって、私の主業務も保育園の新規開設案件や新規事業参入などの開発業務となります。もしご興味ある方はこちらをご覧下さい。⇒「保育経営ナビ

さて今回は、この保育園のブランディングから皆様の会社のブランド戦略のヒントになればと想い、上記のタイトルを付けました。
ブランディングの中核は商品です。商品からブランドは生まれます。これは言うまでもありません。保育業界も同様です。ちなみに、保育の商品とは、

 1.保育スタッフ
 2.保育プログラム
 3.教育プログラム
 4.施設環境
 5.付加サービス


の5つになります。
保育プログラムとは登園してから閉園するまで一連の流れ(デイリープログラム)や年間行事です。デイリープログラムは登園して、自由遊び、散歩、昼食、お昼ね、おやつ、再度自由遊びといった流れです。これは保育所保育指針に則った基本設計なので差別化がしにくいのです。もちろん食育や特別散歩コースなどによる差別化は出来ますし、独自の行事を行うことも可能ですが、これまでの経験上、集客要因にはなってもブランド要因には力が及びません。

ならば教育プログラム。これは特に自由遊びの時間に行うケースが多いのですが、この時間に英語をやったり、音楽をしたり、工作・お絵かきなどを行います。これもどこでもやっていることなのです。独自の教育を入れて差別化を図っている園もありますが、これも保育プログラム同様に集客要因にはなってもブランド要因には力が及びません。

では施設環境。施設環境は保護者の需要や意識の視点から、大きなパワーがありません。

最後の付加サービス。これは、送迎サービスや幼児教室、病児保育、夜間保育などがそれに当たります。これも集客要因にはなるのですが、ブランド要因には力が及ばないのです。

そうすると、結局のところ、保育のブランド化は“人”が大きな割合を占めるのです。

そこで、私が提案しているのは、まさに「パーソナルブランディング」という方法です。

トップである園長をブランディングするのです。

そのためには、

 1.園長の生きてきた歴史を体系化する
 2.園長の人生観・社会観・教育観を体系化する
 3.園長の子どもに対する想いを体系化する 
 4.園長の登場シーンを増やす(媒体の有効利用)
 5.園長の特徴を一言化する(○○大好き○○園長!など)
 6.園長の考えに共感している人を活用する(スタッフ・保護者)
 7.園長を身近に感じさせる


などの方法を取ってもらっています。

サービス業のような商品が見えにくい業界は是非“人”でブランド化する、「パーソナルブランディング」を意識して欲しいのです。

これは私のようなコンサルタントも同様です。

だからこそ自分を理解していただくこと、周知させること、共感いただくことが必要不可欠なのです。

よって、私自身も上記の6つのようなことを実践しています。

このような業界に従事させている方は是非実践してみてくださいね。


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