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ブランディングは発想が重要

コンサルティング会社ではロジカルシンキングは最低限要求される重要なスキルです。最低限必要なのに、重要というと、少々矛盾を感じるかもしれませんが、やはりコンサルタントにとってベースとなるスキルであり、戦略構築する際には、絶対的に必要で、かつ期待される部分でもあります。ただし、ロジカルシンキングは簡単なものではありません。

巷には、ロジカルシンキングに関する多くの著書が出ています。ロジカルシンキングはコンサルタントだけが求められるスキルではなく、全ビジネスパーソンに求められるスキルですので、本で勉強した方も多いのではないでしょうか。しかしながら、インプットだけでは到底自分のものにできることはなく、やはり日頃から思考し、アウトプットしていかなければ身につかないものです。

このようなロジカルに考えることを左脳型思考といいます。一方で、クリエイティブな発想をすることを右脳型思考といいます。これらは良く聞くことであり、聞かれたこともあると思います。

ただ、ビジネスは左脳型思考のみでできることではありません。もし、前提条件が同じで、同じ環境にいて、目的が同じの場合、左脳型思考のみで解決策を検討したら、みんな同じ答えになってしまいます。ハーバード大学の修士を出た人たちは、みんな同じビジネスを思いつくでしょうか。そうはなりませんよね。

そこで重要になってくるのが、右脳型思考になるのです。クリエイティビティは一部のクリエイターやデザイナーだけが必要なものではなく、全てのビジネスパーソンが持つべき思考なのです。

つい先日発売された、『1日2400時間 吉良式発想法 ― 他人の人生を盗めばアイデアは生まれる! 』(吉良俊彦著、プレジデント社)という本があります。著者の吉良氏は元電通の社員で、現在はターゲットメディアソリューションの代表の方です。

本書は、よくあるこれまでの発想法の書籍に比べて、非常に具体的であり、読みながら発想法を一緒に鍛えていく点は面白く、優れています。単純に、右脳を働かせて、とか、1人でブレインストーミングをして、とかそういう類の本ではないのです。

とにかく、著者独自の視点が面白いのです。ボールペンの形を書かせたり、硬貨の形を書かせたりと、ここでは具体的に書けませんが、とにかくヒネリが加わっていて、物事をそういう視点で見るのか、ということに驚かされます。

しかし、この右脳型の発想こそ、他社との違いを作る上で非常に重要になってくるのです。

ブランドを築く上で重要なポイントは他社との違いは何なのか、ということです。違いを創ることです。しかし、どんな違いを創れば良いのでしょうか。これは簡単なことではありません。他社と違っていたら、どんな違いでも良いということではないのです。ミッション、ビジョンとも整合性が取れていなければなりません。そもそも、ターゲットがその違いを認識し、ポジティブに受け止めてもらえなければなりません。

ブランディングで必要な違いは、定量的(数字)による違いでは成立が困難です。大きいとか、小さいとか、早いとか、そういう競争に巻き込まれてしまうようなものではブランドになりえません。定性的(種類)の違いが重要になるのです。

定量的な違いであれば、右脳型思考は必要ないかもしれません。しかし、種類の違いとなると、必要になってくるのです。それは、考えられうる違いが1つではないからです。あらゆる選択肢が考えられるからです。

だからこそ、右脳で発想し、左脳で評価する、という思考が必要になってきます。

私も、お客様のブランド構築のお手伝いをさせていただく際には、右脳をフル回転させます。うんうん唸りながら考え、議論し、コンセプトを創っていきます。この作業は、大変であり、重要であり、そして楽しいものです。クリエイティブに発想していくことは楽しいことだと思います。

しかし、それ以上に、コンセプトが決まると、そこから様々な企業活動が動き出します。その活動とそのアウトプットを思い描くとワクワクしてくるのです。そこまでイメージしながらブランドは創っていくものだと思います。

ぜひ、右脳も左脳も使って、ブランド作りに取り組んでいただきたいと思います。
また、そのようなお手伝いもしております。