さて、今回も私保育・教育業界専門コンサルタントの大嶽がトレンドや消費の中心でもある20代~40代のママの動向をヒアリングや最新の育児雑誌や情報誌から掴んでいきたいと思います。
今回は、「小学生のお子様のいる保護者の価値観」についてです。
近年、保育需要は高まる一方ですが、小学生の保育需要も高まっています。
ある調査期間の調査によると、小学生のお子様のいる保護者の不安として、
1位:新しい生活への移行
2位:通学の安全
3位:授業についていけるか
4位:小学校で自分で身の回りのことが出来るか
5位:家庭内外の学習方法
6位:長期休暇中の安全な居場所
7位:習い事
8位:子どもの放課後の居場所
という結果が出ております。
この中でも、通学の安全や、長期休暇中の居場所、放課後の居場所という点は特に保育需要と連動します。
そこで、現在「学童保育所」というものが全国で整備されていますが、5年前と比較しても利用者の数は136%と急増しています。
また、近年増えているのが、「民間の学童保育参入」であり、上記保護者の不安を解消するために、公立学童保育では出来ない教育の強化や送迎サービス、安全性の追求をしています。
このように、これまで無かったサービスを軸に新たな事業展開をし、地域に支持されている施設が増えている背景には、
「非競争領域」と「独自価値」
という二点がポイントになります。
「他にはない自分達だけのサービスと価値」
これがこれからのビジネスで最重要課題となり、これをどう創るのかを企業として考え、実行していくことが求められます。そして、それを発掘する視点として大切なのが、
・大手や公立がやれないこと
・大手や公立がやらないこと
・大手や公立がやりたくないこと
の3つです。
徹底して、それで一番化すれば業績は必ず上がります。
是非参考にしてみてください。