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エリアに応じたブランディングを目指す

明けましておめでとうございます。
今年もブランディンングナビをよろしくお願いします。

企業におけるブランド戦略という観点から見て私が感じていること。
それは、エリアに応じたポジショニングが非常に大きいということです。
中にはエリアに馴染めないで苦戦している企業も多いのではないでしょうか。

そんな中、今年のアパレル正月商戦で私が注目していた街は「福岡天神エリア」です。福岡・天神には昨年3月に全国21店舗目となるPARCOがOPENしましたが、初めての年末、正月商戦を迎えたわけです。

西日本でも有数の商業エリアであり、地下鉄天神駅や西鉄福岡(天神)駅に近いという絶好の立地ということもあり、消費者がどういう流れになるのかなという風に以前から注目していました。

初売りの様子を見て感じたこと。
それは、各ファッションビルが上手くすみ分けが出来ているという印象を受けました。

まず、10代女性はいわゆる「109系ファッションブランド」を多く揃える「天神コア」に集まります。レディスに関しては渋谷109に出店しているブランドのほとんどは天神コアにも出店しています。初売りの様子も10代の女性が非常に多く、また、店員さんの掛け声など、まさに渋谷109を思わせるような勢いを感じました。

一方、天神コアの向かいにある福岡PARCOですが、年齢層は天神コアよりも明らかに高く、大学生以上の女性が目立ちます。
出店ブランドもそうですが、“雑貨”や“食”、“美”などファッション以外の分野の店も多く揃えておりターゲットとなる女性のライフスタイルを網羅しています。

また、すぐ近くにある「ソラリアプラザ」や「イムズ」を見てみると、もう少し上の年代でも楽しめるようになっています。そして天神の裏路地(大名)には古着ショップも多くあります。

福岡の街は、女性のライフステージに応じてピッタリの場を提供出来ているのです。
そして、PARCOの出店は福岡の街は“ファッションの街”としてレベルを上げたと思います。

福岡PARCOは、その街の誰を狙うかというターゲティングが非常に秀逸でそれがピタリと当てはまっている事例です。もともと色々な商業施設やファッションビルが存在する激戦区ではあるのですが、自然に溶け込んでいる印象すら感じました。

マーケティングにおいて非常に重要なターゲティングですが、ブランディングにおいてもこのターゲティングというのは大前提で考えなくてはいけないテーマだと思います。
ここにズレが生じてしまうと、なかなか自社が思っているブランディングは進みません

他の業種でも当てはまる事例だと思いますので、ぜひご参考にしていただければと思います。

それでは、2011年もよろしくお願いします。