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ブランディングに必要な「ママ」というターゲット-2

<前回の ブランディングに必要な「ママ」というターゲット の続き>

私は会場に集まっていたママ達をみて思いました。

彼女達は今の時代のファッションリーダーである

同時に、これからの企業のブランディングにおいては、この「ママ達」をいかにして虜にするかが重要な戦略になりそうだと実感したのです。

ママ達の格好はみなおしゃれで、子どもにもおしゃれをさせています。
でもどこかのブランドものを着させているのではなく、古着屋やリサイクル、バザーやセールなどを上手に使い、賢くきれいにコーディネイトしています。 ママ達の服も古着やオークションなどを賢く使って、小奇麗に着こなしていました。今までのママ達とは明らかにちがいます。

何が?

その「ライフスタイル」と「価値観」です。「おっかさん」みたいな人はすでに1人もいないのです。
みながこぞって情報を集め、クチコミに頼り、最新の情報の中で、みんなで集まってワイワイ話し込んでいる。会場の中よりも外にたくさんのママ達が集まっているのを見て、彼女達にとってはここに来ること自体がイベントであり、息抜きなのだと知りました。ママ達の間では、ママ達同士のサークルを「ママサー」、ママ達がどこかで待ち合わせして会うことを「ミーツ」と呼ぶのだそうです。 そうした機会を利用して、普段の日常生活をふっと忘れられる瞬間を求めています。忙しい育児から離れられる唯一の時間なのでしょう。 そして、自分と同じように頑張っているママ達を見て、「大変なのは私だけじゃないんだ」と安心したい欲求があるのです。

だから、hitomiさん、道端カレンさん、中林美和さん、紗栄子さん、益若つばささんなどのママタレント達を見て、私もあんな風になりたいと願います。

ママ友達や集まってきたママ達を見て、私ももっと輝こうと思うのです。このパワーが購買力につながります。
彼女達の関心は次の5つです。

1.子どもの教育
2.子どもの健康
3.子どもの安全・安心
4.子どもの食
5.自分を輝かせてくれる場所、時間、サービス、商品、そしてファッション

なのです。
こうしたものはこれから確実に売れていきます。
私が参加した当日の会場では、こうした条件に合致した商品やサービスに長打の列ができていました。 今は109世代がママになり始めています。109世代のファッションリーダーと言えば、安室ちゃんやhitomiさん。そうです。エイベックスサウンドで育ってきた世代なのです。

この世代はとにかく情報を欲しがっています。
仲間を探しています。
共通の趣味を持つ仲間が欲しいのです。


これは大きな市場になり、そして、ここからまたマーケットが生まれていくでしょう
企業としてはこうした市場に目を向け、彼女達に共感していただけるようなブランディングに力を入れる必要があります。新しいブランド開発の際にも重要なターゲットとなることは間違いありません。

ママがファッションリーダー。
そして、企業ブランディングの重要ターゲット。


今後も同ターゲットには注目していきたいと思います。

ブランディング