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2011年 A/W ファッショントレンドから考える

今年 2011年秋冬ファッションのトレンドの目玉となりそうなきーワードは「英国調」。すこしかちっとした、それでいてあたたかみのあるアイテムがトレンドになりそうです。その中でも、注目はウールコートやニット、カーディガンなどの“はおりもの”や“もう1枚もの”がいいようです。

不況が続いたり、厳しい環境の年には、すこし毛足の長い素材などに注目が集まる傾向にあります。今年はかなり大きなことが起きた年でもあるので、そんなファッションなんかに気を遣っていられるかと思われる方もおいででしょう。

しかし、もう1つの考え方として、こんな時代だからこそ、今年のファッションを身にまとい、消費して、ある程度のお金をつかって社会に貢献しようという考え方もできるのです。ですから英国調のアイテムをすこし手に入れてみることは悪いことではありません。

もちろん今年の秋冬物は昨年には傾向がほぼ決まっていたわけで、3・11以降にできた流れではありませんが、この数年の社会不安や政治不安、生活不安からこのようなものを求めていたのがここにきて加速していると見ることができます。

レディスファッション、メンズファッション問わず、今年は、ちょっとかちっとしていて、でもきめすぎないアイテムに注目が集まりそうです。

英国調というのはカジュアルとはちがって、トラッドに近いもの。つまり伝統的なファッションアイテムとなるため、着れる人と着れない人とにわかれます。その意味では大きなトレンドにはなりにくいのですが、この流れが来るとすれば、それはカジュアル一辺倒の時代から、すこしエレガンスより、きれいめよりのファッションに移行することを意味します。

つまりトレンドが大きく変わるきっかけになるかもしれない「ファッズ」が英国調なのです。ファッズとは小さな変化、それが積み重なって大きなトレンドになります。

この数年、世の中はあまりにもカジュアル化しすぎたきらいがあります。本来の流れで言えば、2010年くらいからきれいめのファッションがもっとでていてもおかしくなかったのですが、カジュアル化の流れがそのまま続いてしまっている印象です。

でもこの冬、英国調がくれば、カジュアルビズというより、きちっと、ぴしっとスーツをきめるほうがかっこいいとなるでしょう。ダウンジャケットよりも、ウールのコートでエレガントに、となります。最近、ネクタイを締めていなかったけれど、今年はきちんと締めてみようかなという流れもあるかもしれません。

また、今年の冬も節電が叫ばれるでしょうから、ウォームビズ商戦もすこしは盛り上がるでしょう。ですから、寒くないようにするためのワンポイントアイテムが確実に売れます。となりますと、セーター、カーディガン、ベスト、インナー関係(ババシャツ系)などが売れるでしょう。

また、洒落た手袋やマフラー、大判のストール、靴下、ブーツなどにも注目が集まります。

いずれにしても、少しずつ、かちっとした方向に動いていくというのは、新しい需要を生み出すので、全体としてもとてもいいことです。

英国調がくるかこないかではなく、大きなトレンドの変化がおこる境目の年であることはまちがいありません。

ファッションは時代の鏡とはよく言いますが、今年のファッション傾向は人々の心理状態を強く反映したものになりますので、あらためて注目していただくといいと思います。

英国調が時代のファッズになりそうです。