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新規事業からブランド構築を考える

私はこの数年“新規事業の立ち上げ”をメインテーマとして行ってきました。特に保育事業や教育事業を中心とした子ども向けの新規事業の立ち上げは、これまで多くのご支援をさせていただきました。

現在でも私のクライアントは勉強会会員も含めて約30社の企業様とお付き合いをさせていただいています。

まずは私が契約させていただいている企業様の新規事業への参入の理由をまとめましたのでこちらをご覧ください。

・今まで学習塾事業を行ってきたが、これからはもっと低年齢児から関わることで子どもたちを支援していきたい。
・現在は介護事業を行っているが、これからは高齢者だけでなく子どもたちと関わりたい。
・自分の子どもが保育園に入れなくて苦しい思いをした。今は人材派遣事業を行っているが、新会社を作って保育園事業をやりたい。
・自分は一人で子育てをしてきて大変な苦労があった。これから会社の事業としてこの子育てを支援することをしたい。
・今までは結婚という形で社会貢献をしてきた。これからはその後の人生を支援できる会社になりたい。


多くの企業様がこのように、何らかの社会貢献的な志を持って私のところに相談に来られますが、全体の7割くらいがそのような企業様です。(後の3割程度の企業様は市場性に魅力を感じて相談に来られます。)

要するに、
「新規事業立ち上げの理由が社会貢献や地域貢献である」
ということです。

中には、

「最悪赤字が出なければ良い。それでもやりたい」

という方さえいるくらいです。

私自身は、利益を確保し、その利益が次の展開に投資することで、より多くの社会貢献が出来ると考えているので、収益性も追求することを前提にお話をさせていただきますが、時に驚かされます。

また、このようなケースは決して経営的に余裕のある会社だけとは限らないのです。経営的にあまり余裕が無くても社会貢献したいという企業もいるのです。

これは一つの時流なのではないでしょうか。

そして、ここで新規事業の捉え方を改めて考える必要があります。
新規事業の目的が、本業が厳しい中でその代替として会社の収益の柱にしていくことだけではなく、新規事業を通じて会社の価値を高めて本業にも好影響を与えることもあるということです。

これは一つの「ブランディング」です。

ちなみに5月27日に、弊社では「キッズビジネスフェア」という子ども向けのビジネスに新規で参入したいという方を集めてセミナーを開催します。

これはまさにそのような想いを持っている方々が来るセミナーです。既に50名以上のお申し込みがあります。ここからもこの傾向がうかがえます。不況期は新規事業に目が向きやすい時期です。そのような時期こそ、価値ある事業を検討されてみてはいかがでしょうか?

ブランディング