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一定の反応が取れる定番企画! 定番の年末催事とは…?

「100年に一度の大不況」で重く幕を明けた2009年も第4四半期に入り、流通・小売業の各社様においては、年末の販売計画に合わせた催事や集客に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。

抽選会、招待旅行…と様々な企画があるかと思いますが、長年続けているとアイディアも出尽くし、運営サイドのモチベーションダウンを考えずに前年を踏襲することになります。挙句の果てに、スタッフの中には「今年はもうやらなくていいんじゃないの?」と不満の声もチラホラ。

本来は、自店がお客様に約束していることに基づいて検討することが必要であり、お客様との約束さえ明確であれば自信を持って取り組むことができるはずです。

新しい催事に取り組むことは重要ですが、本来は業績を確保することが目的であり、催事はそのための手段に過ぎません。

ともすれば、反応が弱くなると「マンネリ化した」と安易に考えることが多いものですが、運営者の取り組み温度が下がっていることに気づかなければなりません。

マンネリ化するのは実行担当者の気持ちなのです。

そんな中、取り扱い商品や、ターゲット顧客の年齢・性別等に関わらず、お店が活気に溢れる、変わらない「定番催事」を今回はご紹介したいと思います。
「現金つかみ取り抽選会」

弊社でお付き合いしているある小売店企業様では、一定金額以上お買い上げ頂いたお客様に、店頭で現金つかみ取りの抽選会を行い、年々好評を博しています。

使い古されたアプローチではありますが、店内で規定の金額以上ご購入されたお客様に、店頭で硬貨の入ったボックスに片手を入れて、つかみ取りをして頂き、つかんだ現金の金額分だけキャッシュバックもしくは割引というものです。

昔から商店街ではよく見かけるこのつかみ取りですが、関西に比べて関東ではあまりポピュラーでないようです。

お客様にとっては、

【1】 4等:ティッシュ、1位:旅行券、などのように運だけで左右されない
【2】 同程度の価値の商品を差し上げるより、硬貨のずっしりとした重みを感じながら、自分がつかんだ金額が還元されるので、お客様の満足度が高い
【3】 現金の山からお金をつかむという非日常的な体験ができる

など様々なメリットがあります。

また主催者側にとっても

【1】 用意する硬貨の種類と量によって、差し上げる金額をある程度調整できる(一掴みできる枚数はほぼ70~80枚程度なので、最大でも全て500円硬貨なら4万円、100円硬貨なら8千円、50円硬貨なら4千円、となり、硬貨の種類を混ぜることもできます)

【2】 くじ引きよりもつかみ取りと集計にかかる時間が長いため、自然と行列ができ店頭で賑わい感が出る。(行列と現金の入ったボックスが目を引くため、集客効果も得られる)

【3】 景品の引き換えや、割引クーポンよりもお客様の喜びが大きく、実施するスタッフにその空気が伝染するため、お客様・スタッフともに満足感が非常に高い

【4】 「○円以上お買上の方に」「○○商品お買上の方に」などの参加条件の設定方法によって、特定商品の販促や、客単価アップが狙える
などのメリットがあります。

また、つかんだ現金をそのまま差し上げるのではなく、つかんだ金額分をクーポン券やポイントとして還元するなど、現金の持ち出しが難しい場合でも十分に応用することが可能です。

全国にはもっとヒットしている催事がたくさんあるかと思いますが、今回は定番だけれど、お客様の反応が一定水準で獲得できている「現金つかみ取り」の事例をご紹介させていただきました。

街や店舗の規模、地域性で必ずしも同じものがヒットするとは限りませんが、自社にマッチした独自のイベントを考えるために、初心に返って「お客様を楽しませ、気持ちよく売上に協力していただく企画とは何か?」をご検討されてみてはいかがでしょうか?