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3.11 歴史的な価値観大転換の日 その1

◆世の中の価値観の変化

3.11は日本にとってだけでなく、世界にとって大きな転換点だったと言えます。地球の歴史が変わった日。大げさではなく、そのように考えられる日だということです。

原発の問題もこれから大幅見直しとなるでしょうし、日本の産業をどのように守るか、ひいては、世界中の企業がこれからの経営を大きく見直すことになるでしょう。

世の中の消費の流れは次のように移っていくと私は考えています。

1.略奪のマーケティングから助け合い、共生のマーケティングへと変化する
2.競争から共生の流れが本格化していく
3.自分だけ、私だけというエゴから、周りに対して何ができるかというおすそ分け、助け合いが基本となる
4.節約、節制が大きなトレンドとなる
5.無駄なモノはできるだけ削除し、減らし、必要なものに投資する流れとなる
6.危機管理という意味での守りをしながら、いかに攻めていくかが大事になる


もう少し身近なところで言えば、
「日常品、日用品はより安く」⇒安くなければ買わない
「安心・安全なものを求める」⇒品質保証、産地保証、信頼できる先、安心できる場所で作られた、顔の見えるものしか買わなくなります。

「あってもなくてもどっちでもいいもの」は淘汰される

当面は、ぜいたく品、高級品に対しての支出は限定され、自粛されていくが、それもいずれ少なくなっていくと思います。必ずどこかで消費が上向くタイミングが来ます。その際には、次のようなものが売れるようになります。

「こころを満たす、精神欲求、知的欲求を満たす」

本物はこれから長く支持されるはずです。つまり、確かな技術で、信頼のおけるブランドたりえているものだけがお客様に選ばれる時代となるのです。



これは以前から私がお伝えしている消費ピラミッドですが、今回の震災の影響により、これでいい消費には、「安全・安心」が求められるようになり、それがなければ売れない時代になります。

したがって、野菜や鮮魚、果物、米、水といった生活必需品などは、ただ安ければいいということで選ばれていた商品でしたが、これからは安さだけでなく、安心できる場所で作られていて、顔の見える商品でなければ売れないことになります。

また、もう一方で、付加価値商品、いわゆるぜいたく商品については、お客様から「これがいい」と言ってもらえるような本当の価値、ブランド力が問われる時代となります。

単に有名とか、売れているということだけでなく、

1.品質、サービスに一定以上のものがあることはもちろん、
2.一言で語れるストーリーがあり
3.そのモノを作っている売り手側の背景、思い、哲学が伝わってくるもの しか売れなくなります。


これからはこのような二極化が急速に進展します。中途半端な価格設定の商品や、安心もなんとなくの安心提供ではお客様に振り向いてもらえません。各社の商品に対する本気度が試される時なのです。

次回に続く)

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