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4月1日消費税8%!! えっっっ!? このラーメン屋さん大丈夫??

いよいよ、4月1日より消費税が5%から8%への税率が上げられました。消費者の動向には注目が集まっています。かくゆう、私も消費税増税直前に家電製品を買い揃えました。3月31日の秋葉原の家電量販店には多くの人が訪れており、レジには長い列ができておりました。

3月31日は、税率8%への対応のために、深夜まで業務を行った企業様も多いかと思います。1週間前から、泊り込みで作業を進めたという方もいらっしゃいました。小売店各社では、「商品規格の変更・付加価値を付けた売価の見直し」を実践しています。ご支援先各社に対しても、同様の動きを2月上旬より取り組みを進めていただきました。

「消費税増税に際して、価格はどうずるべきですかねえ?」
「商品の見直しを行って、必ず損をしない形にするべきだと思います」
「そうですよね~」

と、“損をしない”ように対策を打っていただきました。

そんな中で迎えた4月1日……。エイプリールに嘘を用意することも無く、新年度がスタートしました。コンビ二で100円のパンを購入すると、税込み108円のレシートをいただきました。わかっていたことではありましたが、いざ税率8%が導入されたレシートを見ると、「上がってしまったか・・・」と少し落胆してしまいました。

お昼には会社近くのラーメン店に食事に行きました。よく行くラーメン店ですので、既存の販売価格も把握しております。価格はどうするのかな?と興味があり、立ち寄ってみましたが、価格は従来のまま。規格の変更も行っていない様子。

「価格そのままなんですね?」とスタッフに尋ねてみると、
「はい!変わりはないですよ」と笑顔で返答いただきました。

消費者としては嬉しい対応です。しかし、わざわざ粗利率を3%下げることもないのになと感じてしまいました。企業側が負担を全て吸収する必要は無いと思います。

消費税8%に合わせて価格を見直すべきか否か?まだ判断を迷われる企業様もいらっしゃるかと思います。しかし、価格の見直しに対して消費者が“仕方無い”と感じてもらえるのは「今」だと思います。特に、中小企業各社様では税率8%に合わせた価格見直しを実行していないケースが見られます。「商品規格の変更・付加価値を付けた売価の見直し」を実践することで、消費者が納得のいく価格の見直しを行いましょう。4月上旬の対応が求められます。