新人の皆さん。
仕事で上司・先輩社員からやり直しや修正を指示されたときに、怒ってしまう時はありませんか?
「そこまでやる必要ありますか?」
「何でそれをやらなきゃいけないんですか?」
「それが必要なら最初から言ってくださいよ!」
などと言っていませんか?
面倒くさい、理不尽だと思う前に、上司・先輩社員がなぜ、やり直しや修正を指示しているのかを考えてみましょう。上司・先輩社員は皆さんよりも“今、何をやるべきか”“今後、何をしていかなければならないか”をわかっています。
社会は様々な組織が貢献し合って成立っています。
会社は社会に貢献することで存在し得ています。
会社が社会に貢献できなくなったとき、会社は社会で存在し得なくなります。つぶれます。
自社はいかに社会に貢献しているか?
自社のビジネスで提供している価値は何か?
いかに自社のビジネスを成功させるか?
こうした社会の仕組み、自社のビジネスで提供している価値、自社のビジネスを成功させる方法を上司・先輩社員はわかっています。
【上司・先輩社員がわかっていること】
(1)社会の仕組み
(2)自社のビジネスで提供している価値
(3)自社のビジネスを成功させる方法
上司・先輩社員は、これらをわかっているから、“今、何をやるべきか”“今後、何をしていかなければならないか”を判断できる
さらに、上司・先輩社員は、お客様のニーズ・要求する基準、お客様のニーズの変化、状況の変化等を鑑みて、“今、何をやるべきか”“今後、何をしていかなければならないか”を判断し、皆さんに指示を出しています。
【上司・先輩社員の判断材料】
(1)お客様のニーズ・要求する基準
(2)お客様のニーズの変化
(3)状況の変化
上司・先輩社員は必要だからみなさんに指示をしています。
上司・先輩社員からやり直しや修正を指示されたときには、怒るのではなく、すぐに指示を実行してほしいのです。
上司・先輩社員からやり直しや修正の指示をもらえるのはチャンスでもあります。
上司・先輩社員の力を借りずに、仕事を自身で完結させる力をつけるために必要なチャンスです。
なぜ、上司・先輩社員がそのように指示するのかを考えてみてほしいのです。
そして、自分自身で上司・先輩社員のように、“今、何をやるべきか”“今後、何をしていかなければならないか”を判断できるようになってほしいのです。
力がついてきて、もっといいやり方、やった方がいいことに気づけるようになった際には、上司・先輩社員にどんどん提案してほしいと思います。
“今、何をやるべきか”“今後、何をしていかなければならないか”を自身で判断できるようになったころには、ますます仕事が楽しくなっているはずです。