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国内・海外ビジネスに有効なコミュニティ型ビジネスモデルとは

■富裕層が大事にするコミュニティ
国内、海外で成功している富裕層を対象にしたビジネス、または特定のクローズドなファミリービジネスなど、民族や人種、血縁といった共通項を持つ人達の中で行われる収益性の高いビジネスの成功事例を研究していくと、そのビジネスモデルにはいくつかの共通したルールがあることが分かります。その中で重要なキーワードの一つになるのが「コミュニティ(Community)」です。

そもそもコミュニティとは、利害を共にする共同体といった意味が一般的ですが、富裕層を対象にしたビジネスや富裕層自身が行うビジネス、例えば、ある華僑系のファミリーでは、ごく限られた信頼のおける人たちで構成するクローズド(秘匿性の高い)コミュニティの中で情報を共有し、そこから収益性の高いビジネスを行っています。まさに、コミュニティの中でビジネスが行われているのです。

■コミュニティの何が成功をもたらすのか?
コミュニティの中でやり取りされる情報は、ほとんど外部に漏れることはありません。まさに非常にクローズドな中で行われているビジネスであり、その中でのみ取り交わされる最新で鮮度が高く、正しい情報、まだ他には知られていない情報をいち早く手に入れることこそ、ビジネスの成功に必要不可欠です。また、クローズドなコミュニティは外部の人たちを容易には立ち入らせません。

そこでどのような情報が取り交わされているのかも伺い知る事はできないのです。このコミュニティへの立ち入りが許されるのは、例えばファミリービジネスなら、その血縁者と、ほんの一握りの彼らファミリーに利益をもたらす、もしくは、それに向けて特殊なスキル、知識、キャリアを持ち、彼らからの信頼を得ることができた人だけです。そして、この秘匿性の高いコミュニティの中で取り交わされる情報により、日々の売り、買い、投資など多くの収益性の高いビジネスが生まれています。

■成功の法則を一般の企業に応用するために
富裕層を顧客とした、また富裕層同士のコミュニティで行われているビジネスを研究する中で、このモデル、即ち「コミュニティ型ビジネスモデル」は富裕層ビジネスだけに留まらず、一般のビジネスを成功に導く上でも有効であることが分かりました。「コミュニティ型ビジネスモデル」の構築と活用は、一般の企業が既存ビジネスの活性化、新規ビジネスの立上といったことを国内、海外市場で加速させ、早期に収益、利益をあげていく上でも有効です。

ただし、一般的なビジネスでこのモデルを適用していく場合、自らのコミュニティを構築していくだけでは不十分です。もう一つ重要なことは、自らのコミュニティだけではなく、外部のコミュニティにも目を向け、それらと接点を持ち、連携していくことです。このコミュニティ型ビジネスモデルを実践していく上では必ず押さえておくべき重要な視点がありますが、次回のコラムではそのあたりをお伝えしていきたいと考えています。