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オムニチャネル時代到来では生産性を追求した仕事設計が必須

オムニチャネルに限らず、インターネットショッピングなどの無店舗販売において店舗オンリーの販売以上のコストアップ要因になるのが、ピッキングコストと配送コストです。

通常の店舗販売においては多くの店において、お客様は買いたい商品をレジまで自分自身で持ってきて支払いを済ませ、自分の手で持って自宅まで持ち帰るというスタイルになっています。つまり無店舗販売の場合、店舗ビジネスよりも削減されるコストもあれば、店舗販売以上にコストがかかる部分も存在するということを理解しなければなりません。店舗販売で24時間365日開店状態にするためには多大なコストが必要となります。

インターネットショッピングなどの無店舗販売では、24時間365日の販売はサイトをオープンさせているだけですから、商品ピッキング、梱包、伝票発行、出荷の作業は集約して効率化させることは大いに可能です。これらの販売方法の違い、ビジネスの特徴を理解したビジネス設計の意識がないと利益を生み出すことは難しいのです。

ですから経営者がインターネットショッピングをやりなさいと指示を出すことは簡単ですが、情報の流れ、モノの流れを設計し、店舗販売にない作業をどう効率的に実施するかは新たに考えねばならないのです。ですからビジネスの立ち上げ時にエース社員を投入し、きちんと戦略を組むことが重要です。また配送コストの設定や、ポイントシステムの考え方、さらに会員特典などを店舗販売とは別に考えねばなりません。

もちろん表面上の料金などは統一したほうがわかりやすいのは言うまでもないのですが、コストのかかり方は無店舗販売、店舗販売で全く異なるものとなるのが通常なのです。片手間事業として立ち上げてしまうとあとあと大変ですし、ビジネスのスタート時に店舗販売とは全く違う上限のない売上獲得可能性のダイナミズムなども感じられなくなってしまい、社内における無店舗販売へのアレルギーとなってしまうことも少なくありません。

企業の将来を占う重要度の高い事業であるという認識を持ち、早期に億単位の売上高が獲得できるよう準備を進めることが大切です。