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マーケティングサミットで学んだ“マーケティング4.0”

先日、日本マーケティング協会主催の東京ワールドマーケティングサミットという会が東京の高輪(グランドプリンスホテル新高輪)で開かれました。
ここには世界のマーケティング学会の、いわゆる超スター先生たちが勢ぞろいするということで、参加してきました。

最初のセッションからすごいパネリスト。
・フィリップ・コトラー(ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院教授)
・デービッド・アーカー(カリフォルニア大学バークレー校名誉教授 プロフェット社 副会長)
・アル・ライズ(ライズ&ライズ社 代表)
・ドン・シュルツ(ノースウェスタン大学メディル校教授)

このメンバーに、ネスレジャパンの高岡社長、サントリー新浪社長が加わって、それぞれの方々から、これからのマーケティングについての話がありました。
(実際にはここから1日半にわたっていろいろな先生方が入れ替わり立ち代りで話をしてくださったのでした。)

私が学生時代から、社会人になってからも、読みまくって勉強してきた本を書かれた先生方ばかりで、とにかく顔を見られただけでも興奮するのに、話も聞けて直接話もできるという幸せ。かなり充実した1日となりました。

さて、お話を伺って、マーケティングの世界も大きな変革期が訪れていることがよく分かります。では、どのように変革しているのかと言いますと、以下に記します。

「マーケティングの変化」

【1】マーケティングのミッションはこの数年間で劇的に変化したわけではない

【2】基本的にマーケティングというものは、「お客様に利益をもたらすものでなければならない」ということは、変わらない原則である

【3】ただ、マーケティングのコンテクスト(構造、枠組み)は変わった
(1)マーケティングは常に進化していく
(2)そのポイントは、フォーカスすること
(3)新しいサブカテゴリーを作ること
(4)新しいサブカテゴリーを作るためには、イノベーションが必要
(5)イノベーションがないと長期的に市場で顧客の支持を得続けることはできない

【4】企業のトップこそがマーケティング、特にブランディングを担当しなければならない

【5】その際に、
(1)予測する
(2)リスクを想定する
(3)文化的な多様性をもつ
(グローバルかつローカルでなければ、これからの時代は生き残れない)

【6】同時にこれからはデジタルエイジのなかでどんなマーケティングが有効かを考えなければならない
ともすると、ネット次代は弱いブランドの弱さを更にさらけ出してしまう可能性がある。
逆に、弱いブランドもネットを活用して魅力的なブランドになることも可能。
デジタルエイジのマーケティングを考えることが大切。

以上のようなお話でした。

P.コトラー先生のおっしゃるマーケティング4.0は難しい概念ではなく、お客様と共に作り上げるマーケティングの必要性を説いています。
作り手、売り手が一方的に売りつけるものではなく、ただ声を集めるのでもなく、共に創る、共に考える時代に変化したからマーケティングもそれに合わせて変わりなさいという意味です。

今伸びている企業はこの要素を持っています。
サービス、商品、さまざまなプログラムの中に顧客参加型のメニューを導入しているということです。そして、こうしたものがない企業は、「古いマーケティング企業」と思われていて、業績が芳しくないはずです。

私たちは本質を見失わず、いかにお客様と共に成長していける企業になれるかが今求められているのです。

マーケティング4.0へ舵を切りましょう。
新しい時代の幕開けです。

岩崎 剛幸
株式会社船井総合研究所 上席コンサルタント
経営者・幹部様向け/情熱経営・トレンドから学ぶ企業ブランディング
「組織は戦略に従う。戦略は思い(情熱)に従う」というコンサルティング信条のもと、出会うすべてのお客様に対して、情熱を込めたコンサルティングを行う。コンサルティングテーマは、「永続性を実現させるブランド戦略」。アパレル業界を専門領域として、アパレルメーカーの戦略立案、新業態開発を得意とし、SPA専門店、百貨店、GMS、品揃え型専門店にいたるまで川上から川下までのコンサルティングを実施している。現在はアパレル企業のブランド戦略づくりに特に力を入れている。立教大学兼任講師。 【ブログ】「丸の内で働く情熱コンサルタントのブログ」