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あなどれない。綱引きから学ぶ、業務の取り組み方

仕事には、「一人で取り組む業務」と「複数の人数で取り組む業務」があります。

新入社員が入社し3ヶ月経ち、そろそろ本格的に「複数の人数で取り組む業務」への参加を考えている企業様もいらっしゃると思います。ところが「一人で取り組む業務」と「複数の人数で取り組む業務」を同じものとして捉えてしまうと、「望んでいた成果が上がらない!」、「新入社員の成長にも経験にもならなかった!」ということもあります。

通常「複数の人数で取り組む業務」は、業務の規模が大きくなればなるほど、複数人での活動量が増えていきます。そのため「一人で取り組む業務」と比べ、高度かつ複雑になります。ではどうすれば「複数の人数で取り組む業務」が望む成果をあげ、関わった社員の成長に繋がるのか。そのために「リンゲルマンの法則」を抑え、活かす必要があります。

リンゲルマンの法則とは、協力し合う人数が増えるのに従い、一人一人が出す力が減っていく法則です。リンゲルマンの法則で、よく例に出されるのが綱引きです。綱引きでは引く人が増えるほど力が増大し、大きな効果があると思う方がほとんどかと思います。

しかしある研究結果によると、1人の人間の綱を引く力を100%とすれば、2人なら94%、3人なら85%と、人数が増えるにつれて一人ひとりが出す力は減っていき、とうとう8人を超えると48%と、半分を切ったという結果が出ました。これでは大きな効果を期待し取り組んだことも、場合によっては逆効果になってしまいます。

協力する場において100+100は必ずしも全てが200にはならないことを示しており、仕事のプロジェクトに関わる人数が多くなればなるほど、一人一人の責任感は薄れていくことと同じと言えます。ではそのような状況を回避するには、どうすれば良いのか?それは誰でもリンゲルマンの法則に当てはまる可能性があることを前提とした上で、目標や仕事の与え方を工夫することです。

上記の綱引きの場合、まずは「全員で取り組む大きな目標を立てること」。具体的には相手チームに勝つことを大きな目標とするのです。そうすることで全員の意識を一致させることができます。つぎに個々の役割を明確にすることです。綱引きの場合、前方はタイミングを合わせ引っ張る、後方は引くタイミングの音頭をとるなど、細かく指示をするのです。「リンゲルマンの法則・綱引き」を踏まえると、「複数の人数で取り組む業務」に取り組む際、以下のポイントを注意する必要があります。
1:全社員で取り組める大きな目標を立てる
2:個々人の役割を明確にしないで、仕事を分担する

人は自分の目標や役割を持つと、信頼されていると感じ、力を発揮します。それらは新入社員の場合、業務を取り組む上で大きなモチベーションになります。またそのモチベーションをもとに、「複数の人数で取り組む」をこなすと、大きな自信にもつながります。

社内で「複数の人数で取り組む業務」に取り組む際は「リンゲルマンの法則」を押さえた上で、1:参加メンバー全員で取り組む大きな目標を立てる、2:個々の役割を明確にし、仕事を分担することを意識し、取り組んでいただければと思います。