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サッカークラブを参考にしながら自社の組織を振り返る

これだけ!PDCA」が世にご紹介されて以来、幹部の方々に対してPDCAマネジメントの考え方を浸透させたいというご要望が多くありました。特に部長は部長ごと、課長は課長ごとの階層別にPDCAマネジメントの考え方を浸透させたいというご依頼内容です。

階層別に研修を実施するということはより階層別の役割や業務に合ったPDCAマネジメントに変えていかなければなりません。
そのときに重要になってくるのが、「実際の現場」で部長、課長そして課長以下の方々が具体的にどのような業務を行っているか、もっというと何に権限をもっているかどうかです。その行っている業務および権限によって、計画が変わってきます。その旨をお伝えして、実際に現場で行われている業務および権限をお伺いするとそれぞれが現場対応しており、明確な線引きがされていない状況が多くありました。そこで、階層別の研修を行うために現場の実態を整理しながら、やっている業務・権限を整理していきました。

そのときに役に立ったのが、サッカークラブの組織でした。

サッカークラブにはクラブを所有しているオーナー、経営するGM、運営する監督、監督の趣旨を最も理解し、それをピッチでメンバーに伝える主将がいます。オーナーはGMが考える方針に対して最終意思決定と予算配分を行い、GMは方針立案・人事責任・損益責任を負います。監督はGMから与えられた人材を活用し、戦術・戦術を活かすためのトレーニング・育成・メンバーへの動機づけを行います。主将は監督の方針どおりに動き、プレイヤーに浸透させます。

このサッカークラブにおける役割分担は会社組織を考える上でも非常に興味深いものです。最終意思決定を行う経営者・各部に責任および戦略を考える部長・戦略に基づいて戦術・戦闘を考える課長など、です。

このサッカークラブの組織を参考にしながら、どの役職の方々がどのような権限をもち、下の階層に影響を与えていくかを考えてみるのも組織にとっては非常に有効です。

これが明確になるからこそ各階層のPDCAサイクルが確立し、組織全体のPDCAサイクルが回るようになっていきます。

石井 利幸
株式会社船井総合研究所 チーフ経営コンサルタント
PDCAマネジメントの真髄を習得し、金融機関、メーカー、電機部品商社、石油商社、物流企業、等々、さまざまな業種で成果を上げており、特に「赤字部門の黒字化」が得意領域。 ワークショップスタイルで現状分析、原因究明、改善計画策定をきめ細かくサポートするコンサルティングスタイルは、幹部クラスから「具体的かつ実践的」という高い評価を得ている。「自ら考え自ら実行する」人づくり、組織づくりに邁進することで、今後も企業を新たな成長ステージへと導き続ける。