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【採用増・集客増・生産性増】ブランディング出版の“意外と知られていない”業績アップ効果

「ブランディング出版」についての解説をさせていただく前に、基礎情報として「“出版”の形態」をご説明します。出版には大きく3種類の出版形態があり、「出版社」と「著者」の目的によって使い分けられています。

出版形態 概要 特徴
商業出版 出版社主導による出版
(制作費は出版社持ち)
費用は出版社持ちのため、売れる見込みがないと本形態での出版は不可。よって一般的な認知度が低い著者の場合、商業出版が認められないケースも多い。
また「世の中で売れること」が優先されるため、著者の思いが100%反映されない場合も。
自費出版 著者主導による出版
(制作費は著者持ち)
企画から執筆まですべて著者が担当する形が一般的。(例:経営者の自伝)自由に表現ができる一方、コストはかかる。
企業出版
(ブランディング出版)
著者と出版社が
連携して行う出版
(制作費は著者持ち)
著者と出版社(ライター)とが協議の上、主に人物や企業・商品等のブランドイメージ向上を目的としたシナリオを設計の上、出版していく。

こうした3つの出版形態がある中で、今回取り上げるのは企業出版(=ブランディング出版)についてです。まずは、どのような用途でブランディング出版が行われているのか?よく見られるケースを以下に整理します。

【ブランディング出版を行う企業の理由事例】

■自社の商品の良さやこだわりを、ちゃんと伝えたい。その為に「どんな思いでこの会社を立ち上げたのか?」「商品の開発秘話」等を、ストーリーとしてまとめて、本にしていきたい。
■当社はニッチな業界。ただし実は優れた技術力を持っている。この技術力の高さを、いろいろな人にも伝えていきたい。就職先を選ぶ際、当社も選択肢に入れてほしい。
■私は社会課題を解決するために、この会社を立ち上げた。その思いを広く発信して、思いに共感できる方と一緒に仕事をしていきたい。働いていきたいと思っている。それを判断するために、書籍にまとめて広くPRをしていきたい。
■今働いている従業員に向けて、「自分達が働いている会社は、こんなにすごいんだぞ」ということを、ちゃんと知ってほしい。また従業員の家族にも、会社の魅力を知ってほしい。その為に会社の過去~現在~未来についてをまとめた書籍を出版していきたい。

上記のように、「採用につなげたい」・「新規顧客開拓につなげたい」・「従業員のモチベーションを上げたい」等の目的でブランディング出版が行われているわけですが、良い書籍を作ることができれば、高い業績アップ効果を上げることも可能です。以下、船井総研が取材した企業様の中で実際にあった事例を掲載いたします。

【ブランディング出版効果のイメージ】

ブランディング出版が効果的な企業例 出版効果のイメージ
(出版がキッカケに起きたこと)
1 医療(内科・外科・歯科・美容整形等) 書籍を読んで技術の高さに共感した方の来院が増えた
2 整骨・整体・リラクゼーション 独自の整体技術が反響を呼び、メディアに取り上げられた
3 エステ・パーソナルトレーニング 書籍がSNSで話題になり、カリスマトレーナーとして紹介された
4 健康食品 食へのこだわりが顧客に伝わり、継続率が上がった
5 住宅不動産(住宅販売・リフォーム) 「一生住む家も、この会社なら安心」と、成約率が上がった
6 結婚相談所 代表の人柄の良さがPRされ、顧客数が増えた
7 結婚式・葬儀 経営理念に共感した顧客からの利用が増えた
8 士業(弁護士・税理士・会計士 等) 「この事務所なら信頼できる」と、顧客数が増えた
9 学校(私立学校・専門学校 等) 教育理念の高さが保護者の話題を集め、生徒数が増えた
10 スクール(塾・予備校等) 「ここなら成果がでる」と評判になり、生徒数が増えた
11 FC本部 「信頼できるFC本部」と話題になり、加盟店が激増した
12 地域密着の有力企業 書籍を学生にPRしたところ、応募数が増加した

上記に掲載した業態を見ていただきますと
「①比較・検討が必要な業態」・「②高額商材を扱う業態」・「③安心・安全が要求される業態」
において、出版ブランディングは特に効力を発揮することがわかると思います。なので、世の中でブランディング出版をしている企業様は上記掲載企業様が多くなっております。

しかし残念ながら、上記のような企業様がブランディング出版をすれば、すべての会社が成功できるかというと、そうではありません。コストを掛けて取り組んだとしても、想定した効果がでず失敗に終ってしまうケースもあります。例えば…

【ブランディング出版・失敗事例】

600万円ほどのコストがかかったが、無料で配った書籍も含めて1,000部を配布するのがやっとだった
■「出版しました」ということを告知するためには、多大なコストがかかることが分かり、拡散できなかった
■店舗においているものの、なかなか手に取ってもらえなかった
■本を渡した方経由で売上に繋がったケースがほぼなかった

さて、
〇=ブランディング出版で大きな成果を上げられた会社、
×=コストを掛けたにも関わらず成果が上がらなかった会社
これらの会社の分岐点は、どこにあったのでしょうか?

ズバリ、論点は3つです。

ポイント①出口戦略を考えて、ターゲット読者やシナリオを考えたか?
■だれをターゲットにした書籍なのか?が曖昧な場合は、ブランディング効果は発揮されない。「新卒採用や中途採用に効果がでるブランディング」・「顧客に信頼感を与え、受注につなげるブランディング」・「今の従業員や従業員の家族に誇りをもってもらうためのブランディング」等、ターゲットを明確に定めることが重要です。
ポイント②好感度を高めるためのシナリオ設計を、業界や企業を知っている人間が手掛けたか?
■ブランディングのシナリオを考えた上で、それを書籍に落とし込んでいく際、「全くの業界素人がライターの場合」は、検討違いな文章に仕上がってしまう可能性が高いので、注意が必要です。少なくともライターをサポートするブレーンとして、業界やブランディングのことを理解しているメンバーも加わったチーム体制でブランドストーリー及び文章は校正することが重要です。
ポイント③書籍内容を拡散するための方策を考えたか?
書籍は、作った段階では何のブランディング効果もなく、出版した本が実際に読者に読まれて初めて効果を発揮します。当たり前ですが、作る労力と同等に「読ませる努力」が必要不可欠です。どうやって書籍を拡散させていくのか?そのシナリオまで考えないと、ブランディング出版は成功しません。

このようにポイント①~③を抑えたブランディング出版を行わなければ、せっかくかけた費用も無駄になってしまうことでしょう。そうしないために、有効なブランディング出版の手法の1つに「電子書籍でのブランディング出版」という手法があります。特に、電子書籍による出版の場合、「高い拡散効果」を期待することができるのが、最大の魅力と言えます。
※参考:電子書籍によるブランディング出版事例
https://www.ai-pub-book.com/

【電子書籍によるブランディング出版・拡散のための打ち手】

通常、書店に並ぶブランディング出版の場合、「ヒット」となっても3,000部程度、多くは500部程度の販売数量ですので、リーチできる顧客数は500人ということになります。これに加えて関係各社に手配りしたとしても、最大でも1,000人程度に認知させることが限界でしょう。

しかし電子書籍であれば、上記1~10のような媒体を使いながら、広く認知をさせ、自社のこだわりや思いを発信することが可能です。通常の出版では到底達成しえない、1万人~2万人へリーチしていくことも、上記手法を使えば十分可能です。しかも出版コストは紙出版の半分以下でできる場合が多いため、費用対効果を追求してブランディング出版を行いたい会社様にとっては、最適な手法と言えるでしょう。

少子高齢化がますます進行していく成熟社会の日本においては、「お客様の獲得競争」がより一層激化していきます。そうした時代においても顧客から“選ばれ続ける会社”になるためには、ブランディングの重要性が高まっていくと、船井総研では考えております。「これから先も地域の皆さんに愛される会社でありたい」そうお考えの会社様は、一度「出版による企業ブランディング」を真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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吉田 創
マネージングディレクター
船井総合研究所に入社以来、様々な業種・規模のクライアントに対し、経営戦略/中経営計画の策定、ビジネスモデルの再構築、新規事業開発をサポートし、これまでの累計担当社数は300を超える。 その経験を活かし、持続的成長に向けた課題を見える化する「ビジネスモデル診断」の開発、高収益なビジネスモデル作りを目的とした経営者研究会「企業価値向上益経営フォーラム」を主宰している。