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急成長したフランチャイズビジネスにある「成功をつかむための”隠れた共通点“」とは?

前回のコラムでは「フランチャイズビジネスの最新トレンド」について解説をさせていただきましたが、今回は「実際に短期間で成長したFC本部に見られる共通点」を解説させていただきます。

【どんな業態が過去にヒットした?ヒット業態タイプ・5選】

①単品特化・省人運営・外食業態

⇒特に話題になったのは「かつ」や「からあげ」「焼肉」に特化したFC。提供品目数が少ないことで、そもそもの運営人員数を抑えられるのが特徴。また独自開発した調理器具をFC本部が提供することで、加盟企業は「採用」や「人材育成」に掛かるコストを圧縮することが可能。

②単品スイーツ業態

⇒タピオカ、プリン、チーズケーキ等の商材のみを取り扱う業態。差別化要素は「出店立地(駅ナカ・駅チカ)」と「ブランドコンセプト」。FC本部にはハイセンスなデザイン集団を取りそろえ、店舗内外装・ブランドコンセプト・WEB及びSNSマーケティングを駆使しブランド化。差別化を図っている。

③24時間フィットネス

⇒高級フィットネスジムにおいてあるマシンが24時間使える無人フィットネスFC。ユーザーは日本でも世界でもどこのフィットネスジムも利用することができる。店舗数が増えれば増えるほど、ユーザーからすると利用できる店舗数が増えていく仕組みのため、No1FC本部が勝ち続けていく構造。

④中高年向けフィットネス業態

⇒主に40代以上上の年代の方向けのフィットネス業態。簡単に通えて地域の方にとってのコミュニティー拠点になるような業態を開発。FCの魅力として「出店立地の制約が少なく、比較的どこでも出店できる」・「オペレーションが簡単」・「特別なノウハウが不要」といった点もあり、一気に店舗数を拡大した。

⑤「成果が出せる」サービ業態

⇒ただの塾やスクールではなくて「3カ月で〇〇達成」といったような形で「顧客の成果を約束する」FC業態。(例:3カ月で英語力を上げる、3カ月で体のゆがみを直す、1年で必ず大学合格等)。FC本部は「課題を解決するためのソリューション」と「効果を継続させるための顧客管理体制」を作ることで、独自性を発揮している。


以上、近年急激に店舗数を増やしたFCビジネスのうちの一部例を掲載させていただきましたが、上記業態の多くは人気業態であり既に多数の加盟企業を抱えている為、今からFCに加盟しようにも新規の加盟企業を募集していない本部がほとんどです。なぜ、それほどまでの上記のような業態は支持されているのでしょうか?
(※実際のFC本部名は伏せますが、詳細ご説明をご希望の方は別途お問い合わせくださいませ)

共通点は「独自性の確立」と「省人化・機械化・システム化」と「短期間でのエリア制圧」にあります。

まず「独自性」についてですが、簡単な言葉に直すと「わざわざ高い加盟金やロイヤルティーを払ってで、加盟したほうが得、と感じさせるだけの価値」と言えますが、FCビジネスにはこれがあることが大前提です。まずFC本部化をする際は、この独自性を見つけて、磨いていく工程が必要となります。

次に「省人化・機械化・システム化」ですが、令和の時代においては特にこの視点の強化が望まれます。いかに独自性が高い業態であったとしても、優秀な人材がいなければ想定売上に達しないようなフランチャイズビジネスは、絶対に成功しません。これからFC本部化を進める場合は、「省人化・機械化・システム化」に意図的に投資をしていくための工夫が必要と言えるでしょう。

最後に「短期間でのエリア制圧」ですが、これを実現するためには「FC加盟ターゲットを個人事業主ではなく、資金力をもった地域の有力企業にシフトすること」が必須と言えます。近年成長しているFC本部は、有力なパートナー企業とタッグを組み、一気に店舗数を拡大しています。FC本部としては、できるだけ少ない加盟企業で店舗数を拡大してもらったほうが管理の手間がかかりませんし、FC加盟企業としても同じ店舗数を複数店舗展開したほうが運営力も上がるため、収益を安定化させやすいというメリットがあります。


このように、ヒットしているフランチャイズビジネスには、ヒットするだけの秘訣があるわけですが、その秘訣を抑えた上で戦略的にフランチャイズビジネス化を進めていけば、「3年200店舗」といった目標数値を掲げることも決して不可能ではありません。事実、1年間で100店舗以上の店舗数を増やしたFC本部は、数多く存在しています。

よって3回目となる次回では、フランチャイズビジネスを展開していく上で肝となる「ビジネスモデルにおける独自性の作り方」を題材に、解説をさせていただきます。


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吉田 創
マネージングディレクター
船井総合研究所に入社以来、様々な業種・規模のクライアントに対し、経営戦略/中経営計画の策定、ビジネスモデルの再構築、新規事業開発をサポートし、これまでの累計担当社数は300を超える。 その経験を活かし、持続的成長に向けた課題を見える化する「ビジネスモデル診断」の開発、高収益なビジネスモデル作りを目的とした経営者研究会「企業価値向上益経営フォーラム」を主宰している。

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