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アベノミクスで変わるヒット商品のキーワード

お客様の買い方は、経済環境の変化やそれに伴うライフスタイルの変化で当然変わってきます。

例えば、不景気ではミニ(小さい)が流行り、好景気でメガ(大きい)が流行るのは経済環境の変化の現れと言えます。不景気では財布の紐が硬くなり、なかなか消費が伸びません。

そんな中でも、質を落としてまで安いものを買いたくないというのがお客様の心理です。ですから、質は落とさずに、容量、サイズを小さく(ミニ化)することで価格を抑えて提供される商品が伸びるのです。

リーマンショック以降、この傾向が店頭で非常に顕著に現れていましたが、昨年あたりからメガ(大きい)が、流行りはじめていることに注目しましょう。

また、もう一つのキーワードが「パーソナルユース」です。

この「パーソナルユース」は、いまギフト売場に大きな変化をもたらしています。
これまでのギフト売場は、「進物に代表されるホームユース商品」が主でした。そして、ホームユース商品は、保存期間が長く、数が多い商品が好まれ、箱入りの焼き菓子が多いのが特徴です。

一方、「自分へのご褒美・プチ贅沢」に利用されるのがパーソナルユース商品です。

このパーソナルユース商品は、自分や家族・友人といった近しい人に送るので、保存期間が短い(5時間以内の商品が売れ筋)、生、半熟商品というのが特徴です。当然、生に近いほうが食感もよく、美味しいので、その評判が更にお客様の口コミを呼び購買を促進しています。

百貨店や駅ビルの行列店、サービスエリアの売店でも、売れている商品、伸びている店舗はこのパーソナルユース商品に上手に対応しているのです。
ぜひ、アベノミクスで変わるヒット商品のキーワードを押さえ、自社の商品開発に活かして頂きたいものです。

丹羽 英之
チーフコンサルタント
商業施設の運営活性化のプロフェッショナル
入社以来、ショッピングセンターの集客プロモーションから開発・リニューアルまでを積極的に支援。 既存のハード(=躯体)・ソフト(=商品と人)の強みを最大限に活かしたソフトリニューアルを得意とする。 特に、船井流マーケティングをベースとした即時業績アップとテナント一体化支援に定評があり、数多くのファンを持つ。 数多くの共同店舗、テナント専門店のコンサルティングを数多く手がけた経験を生かし、近年はデベロッパー向け研修や専門店チェーンの研修を積極的に行っている。 中央会、商工会、会議所での講演実績も多数。明日からデキル!を信条にしたオモシロ事例満載の講演は、明るく元気がでると評判。