最近、お付き合い先での店舗のリニューアル計画が増えてきました。
消費税の影響も思った以上になく、景況感が良くなっていることも大きいと思います。
これまでの商業施設の業績アップは、
「既存顧客の再来店による客数アップ」、「年間買上金額アップ」が基本でした。
これは施設リニューアルによる新規客数アップが見込めない場合でも、
インストアシェアアップ
(入店率アップ、買上率アップ、再来店への仕掛けづくり)で、
業績アップが可能だからです。
しかし、このインストアシェアアップをより効果的に進めるためにも
施設客数が上がるのがベターで、施設客数アップのためには、
施設販促の強化とリニューアルしかありません。
特に、施設客数が最も上がり、新たなお客様を呼び込めるリニューアルがベストだと言えます。
これまでは、長引くデフレ、消費マインドの低下による業績ダウンにより、
リニューアル計画の凍結、販促費の軽減も含めたリストラが結果として、
更なる客数ダウンを招いて売上を失速させてきました。
しかし、整える(リストラ)の時期は終わり、攻める(リニューアル)の時期になりました。
施設全体のリニューアルもそうですが、
各ショップ、テナントが新たな客層を呼び込める商品、サービス、業態に
チャレンジを急ぐ必要があります。
攻める時期のポイントは、より早くチャレンジすることです。
必ずしもハードが先行しなくても、
力相応のソフト(商品、人)のリニューアルでも大丈夫ですので、
ぜひ、次の時代に向けて攻めの経営に転じて頂きたいものです。