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【社名100名超えたら必須になるビジョナリーな成長企業づくり】

持続的成長する中堅企業の差別化要素

ご存じの通り、国内は低成長時代が続いています。

私たちはそんな時流の中で、社員(50〜)100名以上規模で成長を続けている中堅企業の研究、ルール化を進めています。

社員(50〜)100名前後から成長が鈍化する企業もいらっしゃれば、逆にどんどんと成長を続けて、社員数200名、300名を超えて成長する企業もいらっしゃいます。その違いはいったい何なのか?

ここ1年弱で100を超える経営者ヒアリング、企業調査を重ねて調べて参りました。そして、その違いが明らかになってきました。

他社が追随できない差別化要素

1.事業開発以上に人財開発に注力している

「高収益事業開発は“ビジネスモデル”から生み出されるのではなく、人と組織の差別化から生み出される。『どんな事業をやるか』よりも『誰がやるか』『どんな組織がやるか』の方がよほど大切である

こちらは、10年前、年商2億円で債務超過の厳しい状況から、コロナ渦でも現在は年商30億円、経常利益10%以上の企業に成長を遂げているある経営者のお言葉です。

「経営トップの役割は、①人事(人財開発)と、②事業開発の2つです。自律した社員による小さな改善の積み重ねが、他社に絶対に追随、真似ができない差別化になっていくと考えています。」

こちらは、ここ10年で社員数を1000名以上も増やし、コロナ渦を含めて14年連続で増収増益の業績を残されているある飲食業経営者のお言葉です。

事業(差別化)戦略には、「事業コンセプト」という“切り口”での差別化や「市場のポジショニング」といった事業“立地”での差別化が挙げられますが、こうしたものはややもすると、時間の経過に伴い、他社に簡単に真似されやすい領域です。

ところが、自律した社員による日々の創意工夫の積み重ねによって熟練されていく差別化というのは、時間が経てば経つほど他社がそうそう真似できない差別化領域になります。こちらを「組織能力」による差別化と呼びます。

ルール・規則ではなく、理念・価値観によるマネジメント

2.管理(ルール、規則)強化ではなく、理念、価値観でのマネジメントを強化

「私たちはルール、規則などによるマネジメントではなく、理念、フィロソフィーといった価値観でのマネジメントを重視しています

こちらは、コロナ渦含めてここ7年連続、昨対115〜120%ペースで持続的成長を続けていらっしゃるある中堅企業経営者のお言葉です。

ルール、規則などによるマネジメントの方が一見、分かりやすく、楽に見えるのですが、強化すればするほど社員の心を縛ってしまい、社員の自律心、主体性を損ないます。

低成長時代でも持続続的成長を遂げている中堅企業ほど、ルール、規則ではなく、理念、価値観(例:評価制度)でのマネジメントをより重視しています。

そのために、自社の理念体系(PMVV)をしっかりと分かりやすく整理して、その浸透に手間暇(時間、コスト含めて)を惜しんでいません。

そして、この取組みが社員1人1人の主体的な状況判断力アップにつながり、前述1の「他社がなかなか真似できない組織能力での差別化」につながっていきます。

低成長時代でも持続的成長を続ける中堅企業の共通要素を一部ご紹介させていただきました

社員100名超えたら必須になるビジョナリーな成長企業づくり


https://www.funaisoken.co.jp/seminar/079092

南原繁
株式会社 船井総合研究所 価値向上支援本部アカウントパートナー室 上席コンサルタント ディレクター
1993年関西大学経済学部卒業後、㈱船井総合研究所入社。 入社後、流通小売業、飲食サービス業、製菓製パン業、地域遊休地開発、観光事業、企業CRE戦略、自動車販売業の幅広いフィールドを通じて、船井流マーケティングの基本ベースを習得する。 2000年より住宅リフォーム業を本格的に従事、2002年チームリーダー、2005年グループマネージャー、2010年上席コンサルタント認定、2014年住宅不動産部副部長、2017年リフォーム支援部部長。