MENU
×

MENU

お問い合わせ マイページ

社員数100名から必要な経営視点:全社戦略

100名前後で成長が停滞している企業の特徴

100名前後の企業様とお話をしていると「企業成長に停滞感がある」というご相談をよくいただきます。確かに、失われた30年と言われ国内の経済は低成長もしくは緩慢な衰退をしているといわれており、厳しい状況であることは疑う余地がありません。

しかしながら、このような経済の中でも、持続的に成長している企業が業種業界や地域関係なく、いらっしゃいます。持続的成長する企業様の共通点として上げられるのが、「トップが事業戦略よりも全社戦略に注力している」ということです。では、いったい、全社戦略とは何なのでしょうか。

100名前後企業に必要な全社戦略と事業戦略

そもそも「事業戦略」は「事業競争戦略」ともいい、他社と競争し、比較し、シェアを取り、勝つかという視点です。よって、他社とどう差別化するのか?という視点になります。

一方で、全社戦略は「全社経営戦略」でもあります。つまり、経営としてヒト・モノ・カネをどう分配して成長させるか、という視点になります。意外とこの「全社戦略」と「事業戦略」の違いを分けて考える感覚がない企業様が多いようで、この2つの戦略の捉え方が、従業員数の差と言っても過言ではありません。

①事業ポートフォリオ
どのようにヒト・モノ・カネを事業に対して分配し、事業として組み合わせるか、という内容です。この低成長時代においては、新規事業の創出・開発がトップの役割とも言えます。しかしながら、新規事業の立ち上げには、むやみやたらに立ち上げても失敗してしまします。成功のポイントは、自社の「事業の勝ちパターンを意識し、戦略ストーリーをつくる」ことです。つまり、新規事業として立ち上がって必ずうまく行く勝てるパターンを描き、戦略の展開としてのストーリーを描く必要があります。その際は、できるだけ対象顧客を同じにしたほうが成功しやすいと言われています。

②組織・人事戦略
100名を超えるとトップの目が行き届かなくなる規模感です。そこで、指示やルールで動く地図型人材ではなく、理念体系を浸透させたコンパス人財を育成する必要があります。その際に重要になるのが「人財開発」と言われ、自律度の高い社員づくりの取り組み着手が急務です。

③財務戦略
持続成長の中堅企業は「投資をするから伸びる」、そうでない中堅企業は「儲かってから投資する」ともいわれ、「経費」は効率化、「投資」を加速させる必要があります。投資が必要になったタイミングで、必要な金額を用意できるのか、を事前に準備しておくのが財務戦略として必要です。

以上3点が全社戦略として、重要になります。企業として持続的に成長させるにあたり、ヒト・モノ・カネの部分に対して、トップがしっかり注力をしないといけません。

持続的成長されている企業のご紹介

https://www.funaisoken.co.jp/seminar/081257

ここ13年で売上 165億 → 約960億(5.8倍)・社員数 200名 → 約1,300名(6.5倍)に成長している企業があります。「物語コーポレーション様」です。今回、特別ゲストとして、セミナーで「なぜ、ここまで成長できたのか、成長のポイント」をご講演いただきます。特に、物語コーポレーション様の加藤社長は「トップの仕事は開発と人事」とお話されており、事業面・人財面どちらも相当注力されているようです。業態として差別化しづらく、定着率の低い飲食産業で革命を起こす「物語コーポレーション様」のご講演ぜひ、ご視聴ください。