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100名の壁を超え成長し続ける企業の共通点

■ 成長に停滞感のある企業は100名の壁にぶつかっている

ここ10年くらい、成長スピードに停滞感があるので、なんとかして欲しい、というご相談をよくいただきます。
例えば、
☑現場社員のノリが悪く、取り組みがやりきれない
☑自立した社員を増やしたいが、受け身社員が多い
☑社員の成長スピードがイマイチで役職者が機能していない
☑最近の業績の伸びは2~3%くらい。二桁成長したのはだいぶ昔

特にこういったお声が多いのが社員数100名前後の会社のようです。しかしながら、色々と調査をしていると、100名超えても成長スピードが落ちずどんどん成長している企業があります。
その成長し続ける数十社の企業の特徴は、
☑新規事業が年に8事業生まれた
☑社員発案の新規事業が成長し、別会社化した
☑積極的かつ適切なM&Aを成功させている
☑優秀な社員が集まり、育ち経営幹部の層が厚い
☑創業家以外から社長が複数名生まれる
などで、このコロナ禍でも業績はほぼ落ちておらず、今後も成長が期待できそうです。ではいったい、100名超えて「停滞感のある企業」と「成長し続ける企業」の差は、どこから生まれたのでしょうか。

■100名の壁を感じずに成長し続ける企業の特徴とは

成長し続ける企業は
①中期経営計画は存在しない。それよりもPMVVが重要
②100名前後の時に、PMVVを整理し浸透させる
ということがわかってきました。

「①中期経営計画は存在しない。それよりもWay(PMVV)が重要」ということですが、成長し続ける企業の複数の社長は、
「うちは中期経営計画を立てていません。変化の激しい世の中ですし、業界的にも成長著しいので」「3年の中期経営計画は作りません。ただ、単年の計画はみっちり組み立てます」
「ビジョンはありますが、中期経営計画はありません。今回のコロナのように急な変化に計画が耐えられません。むしろ変化に対応できる組織が必要です」
と話されています。そして、「中期経営計画よりも、それより上位の会社の目的であるPMVVが明確であり、実現を目指している」と口を揃えました。
※P:理念・パーパス・M:ミッション・V:ビジョン・V:バリュー

そして、②100名前後の時に、PMVVを整理し浸透させるということも共通していました。創業40年の葬儀業界のある社長は「いままで理念は存在していたけども、形骸化していた。そこで、いま行っている事業に合うように表現を変えた」「これからの時代は、働く意味が問われる時代。そのためにはPMVVの見直しが必要」とおっしゃっており、社員数50名の時に理念の再整理を行い、理念をしつこく伝え続け、いまでは150名近くに成長されております。
100名超えてからも成長し続けられる企業は、どうやらPMVVに力を入れているようなのです。

【社員100名超えたら必須になるビジョナリーな成長企業づくり】


https://www.funaisoken.co.jp/seminar/079092

今 亮太郎
株式会社船井総合研究所 事業イノベーション支援部
多種多様な業種・業界の中堅・大手向けコンサルティング業務を経験。具体的には、大手企業の戦略策定や事業計画策定、市場調査など幅広い領域の実務をこなす。 現在は、いい会社を一社でも増やす思いで「成長戦略づくり」「新規事業立ち上げ」「ホールディングス化」「組織づくり」等、の「中堅企業の価値向上支援」を行っている。