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いま注目の新規事業はコレだ! ~コンサル現場から感じる新規事業の共通点を簡単解説!~

◆ 新規事業の相談は依然として増加中!
前回のレポート「国内市場は戦国時代!コンサルティング現場で感じる“勝つ企業と負ける企業の分かれ目”」では、変化に対応することの重要性と新規事業着手にあたってのポイントを簡単に説明しました。

前回レポートを発行して約1ヶ月半が経ちましたが、依然として新規事業立ち上げの相談は増加しています。

私は職業柄、多種多様な業界の方から新規事業立ち上げの相談を受けますが、相談を受けていると、新規事業の中身にいくつか共通点が見えてきます。

◆ いま注目の新規事業の共通点はズバリ3つ!
いま注目されている新規事業の共通点は、以下の3つです!
【1】高齢者向けのビジネス
【2】マッチングビジネス
【3】エンドユーザーの名簿獲得を目的としたビジネス

以下では【1】~【3】を簡単に解説させていただきます。

◆ 高齢者の人口増加に素直に順応!~高齢者関連ビジネス~
【1】の高齢者向けビジネスは、高齢者向けの弁当宅配、介護事業、高齢者専門住宅、高齢者在宅医療、高齢者向けの旅行タクシー、があります。
これは単純に高齢者人口が伸びているし、これからも伸び続けるから・・・
との理由が多いです。
高齢者関連のビジネスは、毎年増加し続けている相談でもあり、参入する企業も増え続けております。
これから検討される方は、まずは早期に着手できるかが明暗を分けるでしょう。

◆ 投資の低さと粗利の高さが人気の秘密!?~マッチングビジネス~
【2】のマッチングビジネスは、投資がさほどかからず、粗利が高いのが特徴です。高齢者施設と高齢者のマッチング、フリーランスとのビジネスマッチング、CtoCマッチングから、なかには神主さんとのマッチングなどもあります。
特にCtoCビジネスはスマホの普及や消費税の増税を受けて再び注目されています。
※CtoCとは一般消費者同士で行なわれる取引のこと。近年ではや住宅や本の貸し借りなどのCtoC事業も存在する。

◆ ユーザーの名簿獲得が経営課題!?
【3】のエンドユーザーの名簿が獲得できるビジネスは、「ライフタイムバリューがキーワード」となっております。ライフタイムバリューとは「1人の顧客が生涯にいくら使ったか?を表す指標」のことです。近年では、直接的な消費者との接点が薄いBtoBビジネスを営んできたクライアントからの相談が多いです。
特に投資がさほどかからない通販事業、顧客との距離が非常に近い宅配事業などへの参入が多く見受けられます。

以上、簡単に新規事業立ち上げの相談件数が多いビジネスを紹介させていただきました。興味を持ったビジネスはございましたでしょうか?

新規事業には当然“旬”がございます。悩んで、悩んで……旬が終わったころに参入しても、あまりメリットは受けられません。

検討するにしても始めるにしても、スピードを上げて行なっていきましょう。まずは一歩を踏み出すことが大事です。

下田 寛之
高収益化支援部 部長
2007年に青山学院大学経済学部卒業後、株式会社船井総合研究所(現株式会社船井総研ホールディングス)に入社。入社後は事業計画策定、新規事業開発、ビジネスデューデリジェンスなど多岐に渡るテーマのコンサルティングに従事。現在は高収益化支援部にて、社内横断型のコンサルティングサービスを推進。代表的なものとしては「高収益経営フォーラム」、「ビジネスモデル診断」、「組織力診断」、「クラウド人事評価制度~Advance~」が挙げられる。