MENU
×

MENU

『自らの“リーダーシップ”を考え抜く』~ディテールを明確にしよう!

「リーダーシップを発揮しろ!って話、意味はわからないわけじゃないんですけど、一体どうやって磨いていけば良いのか、、、イメージがつかないんですよね」
特に、部下を持ち始めたばかりのリーダーから、よく聞く悩みだ。
悩むのももっともな話だろう。一言で“リーダーシップ” と表現することはできるが、この“リーダーシップ”のもつ意味に関しては、さまざまな解釈が出来るようになっている。
だから、まずリーダーになったときにやらなければならないのは、自分自身のあるべきリーダー像を考え抜くことではないだろうか。

若手社員の日報などをみていると、よくこんな記述が出てくる。
「営業一課のA課長の商談に同行したのですが、凄いの一言。自分も見習わないと!」
「企画課のB課長が作る企画書はクオリティが高い。あのような企画書を作る力をつけなければ!」
まあ日報だから、、、という話はあるが、どうやってそのような力を鍛えようとしているのか、大いに気になるところだ。
「凄い商談」とは、どんな商談なのか?
「凄い商談」が出来るようになるためには、具体的にどんな努力をする必要があるのか?
「クオリティが高い企画書」とは、どんな企画書なのか?
「クオリティが高い企画書」を作る力は、具体的にどうすればつくのか?
自らが認めたそのレベルに到達するために、今日から自分が何に取り組んでいけば良いのか、まで落とし込まなければ、スタート地点にすら立っていないのと同じではないだろうか。
「いつか、あんな風になりたい!」
漠然と思っていても、「あんな風」には、なかなかなれないものだ。

リーダーシップも全く同じ話ではないだろうか。
まずは、自分のなりたいリーダー像を描き切る。
組織のなかでの見え方はどうか、部下からどう思われているのか、一方上司からはどう思われているのか、日々どんな振る舞いをしているのか、仕事振りはどうか、、、頭の中に映像化できるくらい鮮明に、具体的に考え抜くことが必要だ。
そこまで描き切ることができれば、どんな力をつけなければならないのか、自分がすでに持っている力は何で、不足している力は何か、今日からとるべき行動はどんな行動なのか、が自ずと明らかになってくる。それが大切なことなのだ。

リーダーというポジションを長く経験すればするほどわかることは、「そのポジション(役職)が人を動かすわけではない」ということである。
全く同じ役割と権限を与えられているポジション(役職)であっても、そのポジションを任される人によって、組織のパフォーマンスは大きく異なる。
だからこそ、リーダーというポジションを与えられた瞬間から、「自分はどんなリーダーを目指すのか」を詳細化してさらなるレベルアップを図らなければならない。

リーダーの姿勢として、かの山本五十六氏が残した言葉、「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」は、皆さんもご存知だと思う。
あの当時、連合艦隊長官として絶対的権力を持っていた立場であっても、このようなスタンスでなければ人は動かない、と考えていたところにリーダーシップの深さを感じる。

川原 慎也
株式会社船井総合研究所 上席コンサルタント
経営者・幹部様向け/攻めるPDCAマネジメント・顧客満足度アップ
外資系自動車メーカーにて営業、マーケティングなどを経験したのち、1998年船井総合研究所に入社。年商1兆円以上の大手企業から社員3名の零細企業に至るまで、企業規模や業態を問わず幅広くコンサルティングを行っている。 PDCAを切り口に現場の行動に変化をもたらし、企業を新たな成長のステージへと導くコンサルティングが近年高い評価を獲得。