MENU
×

MENU

お問い合わせ マイページ

中小企業が新規事業に参入する際の「勝ちパターン」とは?

本稿では、中小企業様が新規事業に参入していく際、どのような参入パターンがあるのか、
そして参入する際の「勝ちパターン」は何なのか?について解説をさせていただきます。

新規事業に参入する場合、参入パターンは大きく「既存業種を軸に広げていくパターン」と
「新規業種を取り込んでいくパターン」の2つに分けられます。


1.既存業種を軸に広げていくパターン

ケース1:住宅販売店を営んでいる経営者が、リフォーム事業にも参入していく
ケース2:飲食店を営んでいる経営者が、上流工程の食品製造業へ進出していく
ケース3:婚活支援業を営んでいる経営者が、結婚後需要であるハネムーン旅行事業へ進出していく
etc

上述したように、既存業種を軸に事業の柱を増やしていくパターンの新規事業参入が、
一般的に「リスクの低い新規事業参入」と言われており、「新規事業参入におけるセオリー」
とされています。
確かに既存事業と関連する業種を付加していくほうが、
ノウハウや経営資源を生かせる領域が多いのですが、
「既存業種の市場成長見通しが立ちづらい業種」の場合注意が必要です。
たとえ事業参入がしやすかったとしても、リターンが少なく持続的成長性が見込めない場合、
事業参入の労力を考えると積極的に参入すべきではありません。


2.新規業種を上手に取り込んでいくパターン

ケース1:酒屋を営んでいる経営者が、時流適合業態としてコンビニエンスストアへ業態転換していく
ケース2:不動産屋を営んでいる経営者が、観光事業として「観光立地・単品スイーツ業態」へ参入する
ケース3:車屋を営んでいる経営者が、FC事業に参入して、「メガフランチャイジー」へと転換していく
etc

上述したパターンは、異業種参入も含めて新規業種へ参入していくパターンですが、
「新規事業で5億円~10億円の売上の柱が確立できるかどうか」に留意すべきです。
例えば「1店舗の収益性は高いが、人材採用難易度が高いが故に店舗拡大が難しい」
「市場規模が小さいため、数店舗の展開は難しい」といったような業態についても、注意が必要です。


つまり、既存業種を軸にしていく場合にせよ、新規業種を軸にしていく場合にせよ、
「成長マーケットではない」新規事業案の検討は、避けたほうがよいと言えるでしょう。
合わせて「その事業に参入することでが、人材採用面にプラスをもたらすこと(採用が楽になる・
企業のブランドイメージがあがる等)」といった要素も含まれていることが望ましいと言えます。
この2点を押さえた新規事業参入ができるかどうか?は、新規事業参入における勝ち負けを
大きく左右するといえるでしょう。

船井総研には日々
「こんな新規事業を考えている」といった『新規事業を開発している側の経営者様』と、
「新規事業に参入したい。何か良い事業案はないか?」という『新規事業案を探している側の経営者様』
の情報が日々集まっていますが、皆様のお話の中で共通していることは
「2020年までに新しい成長を実現したい」ということです。

本稿がそうした経営者様の目標達成の一助になれば幸いでございます。


<執筆者>:
高収益化支援部 グループマネージャー
吉田 創

吉田 創
GM
入社以来、様々な業種・業態の中小企業様へ「企業価値向上」をテーマとした事業戦略の策定・現場への推進プロジェクトを展開。 これまでの累計担当プロジェクト数は500を超える。その経験を活かし、現在は中小企業の企業価値向上ステップを見える化する「経営品質診断」の開発責任者として、船井総研グループを横断して企業価値向上手法の普及に従事している。