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海外でも活かせるFACEBOOKの活用方法

■インターネットと人脈で世界が身近になる!
1ドルコインを山のように抱え、朝方、学生寮の廊下に設置されていた公衆電話から日本の家族に電話をかけていたのは、20年近くも前のこと。
留学中の国からコレクトコールなどしようものなら1回の電話料金が数分で数千円と跳ね上がる時代でした。
ウィンドウズ95が発売され、インターネットも普及しつつありましたが、
まだまだ主な連絡手段は郵便で到着までに1週間から2週間かかるエアメールと、海外からは日本がえらく遠くに感じたものです。
それが、今やインターネットにさえ繋がれば、世界中の人とタダで通話ができます。
国内の異なる携帯キャリア同士の通話より、海外に電話をかけた方が安い時代。
「FACEBOOK」や「LINE」などのコミュニケーションアプリを使えば、
いとも簡単にリアルタイムで携帯からメッセージを送れるようになったのだから、本当に便利な世の中になったものです。
その結果、疎遠傾向にあった地理的距離のある知人との人間関係も親密になったように思います。

■海外からの情報収集、人脈強化に役立つ3つのサービス 第一位(初級編)
海外からの情報を集める、人脈を強化するのに役立つ3つのサービスを2回に別けてお伝えします。
今回は、お勧め第一位(初級編)、FACEBOOKについてです。
FACEBOOKを活用すると、離れている知人ともお互いの近況を写真やコメントなどで知ることができるため、
隣の机に座る同僚のような感覚で必要に応じてすぐさま連絡を取り合い、情報交換を行う土台作りができます。
更には、写真やコメントを通して、遠く離れた海外の知人とも接触回数が増すことにより、
印象や好感度が良くなるといった心理学的な「単純接触効果」を活かした関係を築くこともできます。
まさにボーダレスになった瞬間です。

ここまで聞くと、中毒者のように一日中FACEBOOKの更新やチャットを行っているように思われるかもしれませんが、逆です。
一日に見る時間は平均10分。
Emailに向かっている時間に比べると、ごくわずかです。
更には、通勤など何かをしながらの「ながら時間」を活用することにより、
時間の有効活用にもなります。(但し、一つだけルール化していることがあり、それは毎日会って話せるような職場関係者や身の回りの友人はFACEBOOKの友達にはほとんどいません。反対に退社されるなど会えなくなると人材バンクのようにFACEBOOKに登録されます。)

このように、常日頃から遠く離れた人たちとの関係を構築しておくことにより、
何かあった時には協力してもらい易くなり、
協力しやすくなる関係を、世界中にネットワークとして広げることが可能となります。

そして、いざ、情報収集が必要となった時に、まず使用するのはチャット機能です。
このチャット機能とは良くできたもので、Emailのようにかしこまった文章を書く必要もなく、
単刀直入に聞きたい情報を、持っていそうな知人に聞くことができます。
例えば、数年前、鰻の稚魚が取れず、価格が跳ね上がったことがありました。
とある業務の関係上、鰻の実態を知る必要があり、
台湾で鰻の養殖、卸、輸出を行っている大学院時代の同級生にFACEBOOKを通し、
台湾、中国、インドネシアの鰻の流通構造や生産量などをどのニュースよりも詳しいデータと裏付けを聞くことができました。
また、「日本のスキー場運営会社からクライアント企業に対し業務提携の話があるけど、どんな会社?」
といった質問が、プライベートでも付き合いの長い海外のコンサルタントから来れば、即座に回答することができます。

メールだと文章の体裁を整えたり、追加情報を収集したりと送るまでに時間がかかってしまう為、後回しになりがちですが、
チャット機能であれば、返信に5秒、10秒と時間を要さないため、即座の回答が可能です。
ほとんどの場合、知りたい情報の80%は全体像を把握するために必要な、これら5秒、10秒の回答であったりします。

また、「プライベートでも付き合いの長い」と書きましたが、
実際、業務で接点があったのは10年前であり、
そのきっかけ以降、このような細く長いロングテールのような関係がFACEBOOKのおかげで続き、
気付けば太い信頼関係が構築され、何かあればお互いを助け合う関係ができていたように思います。
そして、所属する企業は違いますが、いつか彼らと一緒に仕事する日が来るのも近いような気がします。

企業は必死になってFACEBOOK等のSNSでファンの囲い込み、イベント告知を行っていますが、
今回はあえて個人の人脈を太くする、海外でも活かせるFACEBOOKの活用方法をご紹介しました。