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もはや女性だけの流行ではない! 経営者までも殺到するパワースポット大旋風の理由(前編)

ここ数年、若い女性を中心に「パワースポット」が大変な人気です。そこに行くとパワーがもらえる場所。そんな場所に人が集う時代になっています。
以前であれば、「なんだか怪しい場所」と捉えられていたパワースポットも今では、“最先端の流行発信基地”であり、一部の人にとっては、そこへ行くこと自体が“ファッション”にさえなり始めています。

パワースポットが、なぜ今流行になっているのか。パワースポットに人が集まる背景には何があるのか。そして、パワースポットから見えてくるマーケティングのヒントとは何かについて、今回はお伝えしていきます。


◆パワースポット人気の発端は~ある大物芸能人の海外旅行?

パワースポット人気を決定づけ、しかも、大衆に広げた大きなきっかけは、2010年お正月明けてすぐに発覚したある大物芸能人カップルの海外旅行でした。それは、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんと歌手・安室奈美恵さんの「セドナ旅行」です。2人の意外(?)な組み合わせと、日本ではまだあまり知られていなかったアメリカのアリゾナ州にある「セドナ」という場所が、非常に注目を集めました。

2人の関係は別として、なぜ「セドナ」に注目が集まったのでしょうか。それは、セドナが世界的に有名な“パワースポット”であり、ここで日ごろの疲れを癒してパワーをもらいたい人達が世界中からたくさん集まっている場所だったからなのです。特に、セレブ層や有名人が多数訪れているらしいという話がさまざまなメディアにて紹介され、「パワースポット」が一躍脚光を浴びることとなりました。


◆「パワースポット」とは何か

もともと「パワースポット」という言葉を作ったのは、スプーン曲げで有名になった清田益章氏だと言われています。1990年代始めに、「大地のエネルギーを取り入れる場所」としてパワースポットという表現を使っていました。

その後、1990年代後半にかけて、特別な「パワー」を得られる場所を「パワースポット」と一般的にも呼ばれるようになります。そして2000年代に入ると、スピリチュアルな世界が、ある意味“普通のこと”として扱われ始めました。それまでは“オカルト的な扱い”だったメディアも、「神秘的な現象は世の中にはたくさんありそうだし、若年層が興味を持っていることから新しい流行になるかもしれない」として取り上げ始めました。こうしたことからパワースポットが広く認知されるようになっていきました。

最近では地方の景勝地や観光地までもパワースポットと呼ばれるようになり、そこに行くと元気がでる、癒される、ほっとする、安心できるところはすべてパワースポットと呼ばれるようになっています。

また、「ユニクロやディズニーランドこそがパワースポットの代表的存在」と言う人さえも現れ始めています。シンプルに定義すれば、パワースポットとは、「そこに行くとエネルギーを感じられて元気がでる場所、パワーを注入される場所」と言うことができるでしょう。

私はこれからの時代、このパワースポット的要素を企業が取り入れ、どのようにマーケティングに応用するかを真剣に考える必要性があると考えています。私自身も、パワースポットの代表的な存在の1つである分杭峠(長野)や榛名神社(群馬)に行く機会がありました。そこで以下では、訪れたパワースポットから感じ取った大きなトレンドについて整理してまいります。


◆最強のパワースポット~分杭峠(ぶんぐいとうげ)のチカラ

先日、弊社の会員様向け視察ツアーを行いました。「スゴイ会社・人の創造力パワー」視察・体感ツアー(2010.5/20-21)というものです。私共ではこうしたものを「クリニック」と呼びます。クリニックとは、時流やモデル企業事例を見て、経営者が直観力や時流適応力を高めるための勉強法です。私共ではこうしたクリニックを数多く実施してきています。

今回のツアーでは長野に行ってきました。小布施の町並みやさまざまなモデル企業を視察してきたのですが、その中で私が楽しみにしていた場所が「分杭峠」でした。パワースポットとは、その名の通り、そこに行くと、なぜかチカラやエネルギーが湧き出てくる場所です。大げさに言えば、“奇跡が起こる場所”でしょうか。

その代表的なスポットとして、いま一番注目されている場所が今回訪れた分杭峠なのです。このツアーには、約30名の経営者の方々が参加され、バスに乗って視察をしてきました。では、経営者をも引き付けるそのパワーとは、一体何なのでしょうか。

【分杭峠とは】

分杭峠は、一部の人々から、「健康に良い『気』を発生させるゼロ磁場地域である」と称されている場所です。中国の気功師・張志祥が来日した際に分杭峠に「気場」を発見したとされています。

日本最大、最長の巨大断層地帯である中央構造線の真上にあり、2つの地層がぶつかり合っている、という理由から「エネルギーが凝縮しているゼロ磁場であり、世界でも有数のパワースポットである」と称されており、マスコミでも多数取り上げられています。

分杭峠は、長野県伊那市と下伊那郡大鹿村の境界付近にあります。
長野県伊那市の南アルプスの西側を走る伊那山脈の峠の1つで、標高1424メートルの地点にある山の中です。 「元極学」という中国政府が公認する気の研究団体の創始者で、世界的にも著名な張志祥氏が1995年に分杭峠を発見したと言われています。中国で奇跡を起こす場所として有名な「蓮花山」を発見している張氏が、蓮花山に勝るとも劣らない良好な“気”がでている場所と明言したことから分杭峠は有名になりました。
今、この分杭峠にものすごい数の人が集まり始めています。


◆分杭峠パワーの源と言われている「中央構造線」

この峠の下には、「中央構造線」が走っています。中央構造線とは、九州から東海地方、関東地方へと延びる1000キロに及ぶ大断層のことです。両側の地質の異なるN極とS極の地層がぶつかり合って、そこがゼロ地場(磁力の高低の変動が大きく、全体的にゼロに近い磁気の低い状態を保持している場所)と呼ばれています。

中央構造線は断層なので、地中で断層の重なり合っている部分から、地磁気などが地表に不定期に上がってきていると言われています。この地磁気が身体の水分子に作用して、身体を活性化させているのではないか、というのが、この分杭峠の奇跡の説明です。

地元の伊那市役所のIさんにご案内していただいたのですが、最近はテレビの取材も非常に多いことなどが影響してか、週末には車がすれ違えないほど人が押し寄せているとのことでした。

平日で300~500人。休日で1000人近い人が分杭峠を訪れています。数としてはたいしたことはないと思われるでしょうが、ほんとうに山の中の、ちょっとしたスペースに数百人が訪れているというのは想像を絶する光景です。

私も経営者のみなさまと一緒にここを訪れたのですが、訪れた日が平日であったにもかかわらず、その日も300人以上の人が訪れていました。分杭峠にはたくさんの奇跡があるようで、私が聞いた話では、「杖をつかないと歩けなかった人が、分杭峠に通って今では杖を使わずに歩けるようになった」「肩凝りがとれた」「腹痛がなくなった」「やけどのあとが消えた」などなど、枚挙に暇がないほどの分杭峠効果が続出しているようです。

もちろんこのような場所は、人によって「合う、合わない」があります。「効く人、効かない人」はいるものです。すべての人にとって最高の場所とは言いませんが、この分杭峠の持つパワーに魅せられた人が毎日ここを訪れているということは事実です。

私は分杭峠を訪れて、パワースポットが人を引き付ける理由がなんとなく分かった気がしました。



後編に続く)

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