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丸の内で働く女性達のスカート着用率が高いことは何を意味しているのか?

会社で取材やお客様への報告会があった日、私は朝から丸の内の会社事務所に出社しました。

会社に朝から行く時は地下鉄の改札でると皇居の外堀のはじっこあたりにでます。
そこから歩いて会社まで350メートルくらいあると思うのですが、
そこをてくてく歩いて会社に行きます。

その日はこのところずっと気になっていたことを自分で確かめたいと思っていました。

それは、丸の内で働く女性の方々のファッション傾向。
特に、スカートの着用率 についてです。

2013年の春くらいから、じわじわとパンツファッションからスカートへと変化しつつあり、
ちょっとおしゃれだな と思う女性は昨年からスカートを履いていたのですが、
2013年の冬くらいからスカート比率が上がり始めていました。

さて、2014年の夏を前にしてどうだったか?

私がすれちがった女性の数は約250人。

一体、何人くらいがスカートだったと思いますか???

10人。

50人。

100人。

……………。

実は、210人がスカートだったのです。

驚くほどのスカート着用率だと思いませんか?

なんと 84%です。

丸の内ではすでに8割以上の女性がスカートをはいています。

その日はあるアパレル関係の小売企業の幹部のみなさんと打ち合わせをしていたのですが、
この実態を話したらとても驚かれていました。

私も驚きましたが、業界的に見ても丸の内女性のスカート率はとても高いのです。

「そういえば最近、メーカーさんの展示会でもスカートをはいた女性バイヤーが増えています」

と同社の女性 S部長がおっしゃっていました。

世間的にも注目が集まっているスカート。
スカートの着用率上昇はファッションを変えていきます。

パンツからスカートになると、はく靴が変わります。

足のケアにもお金をかける女性が増えるでしょう。

下半身への注目が集まり、下半身にチカラをいれると、
今度は上半身にもチカラをいれるようになっていきます。

そうなると洋服も売れていきます。

トータルコーディネイトを意識するからです。

スカートがこれだけ売れているのですから、今年は洋服が売れる年。

企業にとっては新しいスタイリング提案をして売上げを上げるチャンスです。

消費者にとっては、これまでガマンしていたおしゃれにお金を使う傾向が強まることでしょう。

私たちのまわりにはこのような小さな変化がちょっとずつあらわれます。
丸の内女性のパンツからスカートの変化は、女性のファッション意識の変化を表しています。

パンツよりスカートのほうが女性らしさを強調できますし、いろんなおしゃれが楽しめます。
女性の意識が前向きになってきて、おしゃれして出掛けたい、
そんな意識がかなりでてきているあらわれでもあるのです。
ちなみに今年は、ふんわりチュールスカート なんていうふわっとした感じのスカートで
膝丈くらいのものがよくはかれています。新しい商品が売れています。

もちろんこのような「パンツからスカートへの変化」という現象を
すぐに一般化しても仕方ありません。

・東京である
・丸の内である
・ある期間のなかで5月末の朝の一定時間帯の傾向である
・私の目視である

のですが、それでもこのようなところに新しい動きが見えてくることは事実です。

幸島の猿が、いもを海水で洗って食べるようになり、
それが100匹目の猿にまで浸透したころには、
世界中の猿達が海水でいもを洗って食べるようになっていたというお話。
100匹目の猿現象はいろんなところ、いろんな商品で見られることです。
これを船井幸雄は「共鳴磁場」と表現しました。
流行は伝播するのです。

私たちはこのような身の回りの小さな変化を見逃さず、
それにしっかり応えていくことができれば売上げを積み重ねていくことができるのです。

小さな変化を見逃さないようにしましょう。

小さな変化にこそ大きな変化の表れがあるのです。

これこそマーケティングやブランディングを進行させていくための極意であると思います。

5/28にアップされたダイヤモンドオンラインの
「岩崎剛幸、新店ウォッチ!!」もぜひご覧ください。
ニューヨークで見つけた小さな変化を書いています。

「老舗からファストファッションまで集結!なぜ今、NYに世界中から注目が集まるのか?【前編】」
(ダイヤモンドオンライン)

今日も小さな変化に注目してまいりましょう。

岩崎 剛幸
株式会社船井総合研究所 上席コンサルタント
経営者・幹部様向け/情熱経営・トレンドから学ぶ企業ブランディング
「組織は戦略に従う。戦略は思い(情熱)に従う」というコンサルティング信条のもと、出会うすべてのお客様に対して、情熱を込めたコンサルティングを行う。コンサルティングテーマは、「永続性を実現させるブランド戦略」。アパレル業界を専門領域として、アパレルメーカーの戦略立案、新業態開発を得意とし、SPA専門店、百貨店、GMS、品揃え型専門店にいたるまで川上から川下までのコンサルティングを実施している。現在はアパレル企業のブランド戦略づくりに特に力を入れている。立教大学兼任講師。 【ブログ】「丸の内で働く情熱コンサルタントのブログ」