MENU
×

MENU

商業施設のリニューアルで、新業態、新ブランドが上手くいかない理由

商業施設のリニューアルは1年で10%の店舗入れ替えが理想とされています。実際には定期借家の契約に合わせてリニューアルを実施しますので5年で5割の店舗入れ替えを目指している施設が多いです。

このリニューアルの際に、デベロッパーからテナント専門店に求められるのが、○○○初の新業態や新ブランドになります。専門店チェーンの多くが、デベロパーに意向に添う形で新規出店、リニューアルしますが○○○初は以外と上手くいきません。

というのも、成熟した日本のマーケットではそもそも新規客がとりづらく、リニューアルでは、既存客に主眼におくことが大切なのです。(上位顧客の離反を防ぐ、既存客の再来店を促し、年間買上金額をアップさせるetc)

そうはいっても、新規客をとっていくことは必要です。ですが、認知度も知名度もない新ブランドや新業態と、既に既存店で売上を作っている、現在の商品ブランドの比率は、新規20に対して、既存80ぐらいが理想です。

上手くいかない多くのケースでは、新規に目を向けすぎて、この比率が逆転してしまって、新規客もとれず、既存客の離反を招いてしまっているのです。

最近、アパレルブランドで多い雑貨導入やカフェ機能の付加などは、特に雑貨については、アパレルよりも単価が低く、集客、サービスとしては良いのですが、アパレルと同じように接客してしまうと、本来売りたい単価の高いアパレル商品でチャンスロス(接客する人がいない)が発生してしまうなど商品付加に対する弊害もでています。

新商品、新業態はあくまでも主を補完するものであって、主を売るための販売形態もあわせて提案していく必要を強く感じています。

丹羽 英之
株式会社船井総合研究所 経営コンサルタント
商業施設の運営活性化のプロフェッショナル
入社以来、ショッピングセンターの集客プロモーションから開発・リニューアルまでを積極的に支援。 既存のハード(=躯体)・ソフト(=商品と人)の強みを最大限に活かしたソフトリニューアルを得意とする。特に、船井流マーケティングをベースとした即時業績アップとテナント一体化支援に定評があり、数多くのファンを持つ。数多くの共同店舗、テナント専門店のコンサルティングを数多く手がけた経験を生かし、近年はデベロッパー向け研修や専門店チェーンの研修を積極的に行っている。中央会、商工会、会議所での講演実績も多数。明日からデキル!を信条にしたオモシロ事例満載の講演は、明るく元気がでると評判。