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どのような事業においても成功の可否は「立地選定」にある

ここ最近、景況感の良さからか、新規出店のご相談が急速に増えています。
よくあるご相談として、「今度、〇〇町に出店するのでそこでの商品戦略を考えて欲しい」といったご相談です。

そのようなご相談の中で、「そもそも、その立地に出ること自体が間違っている」というケースが半分近くあります。

B to Cの小売業・サービス業・飲食業の出店の成功の可否は「立地」にかかっています。品揃えのミスは品揃えを替えれば済みますが、立地選定のミスは取り返しがつきません。

商圏人口が多い、車通りが多い、人通りが多いといった定量的な部分は調べれば済みますが、それ以外の「定性的」な要素はあまり、意識されないので、これまでの私の経験則でルール化したものを整理しました。

【1】「競合が多くても人の集まる場所に出店する。」
“絶対、やってはいけないことは「人口は少ないけど、競合がない場所」への出店。“
人は人の集まる場所に集まるという習性があります。周辺に店舗が増えれば増えるほど、お客さんは集まります。お客さんが集まらない場所で自らがゼロからお客さんを集めるには時間がかかります。
それなら初めからお客さんが集まっている所に出店することが得策と言えます。

【2】「その場所が簡単に説明できる立地(市役所の前、国道○○号線と○○号線の交差点など)。」
“一言で説明できない場所は認知されるのに時間がかかる。”
「口コミでお客さんを集める」ということが言われますが、それには「口コミ」になりやすいことが重要となります。人にその店の存在を伝える時に「何丁目何番地」という伝え方はしません。「市役所の前」とか「〇〇交差点の角」といった伝え方をします。そのように地元の人であれば誰でもイメージできる場所に出店すると認知のスピードは高くなります。

【3】「通勤に便利な場所(人材募集に困らない場所)。」
“人手不足の中、採用に一番苦労する。採用も立地の良し悪しで決まる。”
昨今、流通業において人手不足が一番深刻な問題です。アルバイト・パートの人が仕事を探す中で重視する点は時給よりも、通いやすさです。そこも意識しなければ、人手不足で機会ロスがおきたり、クレームの多い店になってしまったりします。

【4】「30m先からでも視認できる場所(看板を出せるなどでもOK)。」
“販促手法として「看板」が一番重要。”
集客の一番の鉄則は「近くのお客さんから集める」ということです。チラシを打つことやCMを打つことも重要ですが、それ以上に店の前を通る人に自店の存在を認知してもらうことが最優先になります。そのためのに一番の販促手法が看板になります。

【5】「自社店舗以外の「居抜き物件」にはNG。」
“過去に誰かが失敗した場所には人は集まらない。”
各地域で「あの場所はよく店が変わっているな」と言われている場所があります。どこが出店しても上手くいかない……特別、場所が悪いわけではないのに……という所です。そのような場所がなぜできるのか?それをそこに住んでいる人の先入観で「前もダメだったから今回もダメだろう」という気になり、いくら良い店を作っても、その先入観を拭い去ることは難しいのです。

宇都宮 勉
株式会社船井総合研究所 上席コンサルタント
経営者・幹部様向け/業績のあがる調査のポイント・海外成功法
これまでに、300件を超えるアミューズメント施設(ゲームセンター、カラオケ、複合カフェ、ボウリング場、複合アミューズメント施設など)の開発・活性化に携わる。大手チェーンから単独店舗まで幅広いクライアントに対して、新業態開発及び新店舗開発から社内体制強化、従業員教育までオールラウンドに携わる。 また、海外進出の支援から進出後の業績アップまで、特にアジア地域での活性化ノウハウは高く評価されている。進出前の視察セミナーでは、地元の企業・顧客のリアルな声が聞けると好評。