MENU
×

MENU

プロジェクト・ワークを成功させるには?

プロジェクトワークによる取り組みというのは、組織が大きくなるにつれ増加してくるといえます。ある事案を成功に導く、そのために組織を超えて複数のメンバーが知恵を出し合い、よいものを生み出す。そのダイナミズムがうまく機能したときは、個人の能力を超えた成果が生み出されることもあります。しかし、時にはプロジェクトがうまく機能しないこともあります。この原因はどこにあるのでしょうか?

まず、プロジェクトワークを進める上で一番大事なものはなんでしょうか?それは、プロジェクトリーダーによる「初期仮説」の精度です。これが絞り込まれていればいるほど、メンバーにとってのゴールが共有され、どのように進めればよいかの道筋が明確になります。ですので、プロジェクトリーダーはプロジェクトがキックオフしてから極力早い時期に初期仮説をたてて、概略を検証しながらその精度を上げ、検証作業と構築作業に一日でも早く着手できるように導く必要があります。

もし初期仮説が誤っていたり、あるいはあやふやなまま進み始めると、プロジェクトは迷走することになり、無駄な作業が増えてメンバーは体力的・精神的に疲弊してしまいます。では初期仮説の精度を高めるにはどうすればよいか?その事案に対する事前認識が豊富であること、事案の目的とすることに対する理解はもちろんですが、長期にわたるプロジェクトであったとしても限りなく早く仮説を絞り込もうとスタートアップに全力を投入することといえます。

プロジェクトリーダーにとっての山場はスタートアップのまさにその時であり、そこで精度の高い仮説が出来ればあとは時間をかけて積み上げてゆく作業が出来ます。メンバーとリーダーとでは仕事の山場が異なってきます。そのことをリーダーが理解して率いること、これがプロジェクトワーク成功のための基本といえるでしょう。

山本 匡(ヤマモト タダシ)
株式会社船井総合研究所 上席コンサルタント
経営者・幹部様向け/ショッピングセンター経営・ディベロッパー経営 船井総研における店舗開発・物件開発の第一人者。大型ショッピングセンター開発を中心とした、店舗・物件開発を多数手がける。ビジネスモデル構築を得意としており、開発業務を支援するのではなく、成功する事業構築を支援することを信条としている。 実務面では、マーケティング調査から立地選定、建築・内装計画、レイアウト、運営計画、コストコントロール等、SC開発の実務に精通。地元主導SCにおける多くの経験をもとに、タウンマネージャーとして、地方自治体や商工会・会議所、TMOにまちづくり事業への助言実績も多数。専門店の店舗開発・リニューアルも手掛けており、店舗だけではなく商品開発でも成功事例多数。