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道の駅がもたらす消費者ニーズの多様化

ゴールデンウィークも過ぎ、あっという間に夏休みになりますが、大型連休などを前にすると、ここ最近は「道の駅」がTVなどでも紹介されることが多くなりました。数年前では道の駅といえば、目的地に行くまでのトイレ休憩や食事をとるために寄るという利用の仕方であり、あまり綺麗とも言いがたい建物だったというのが印象にあります。

ところが、ここ最近の道の駅といえば、地元で仕入れた新鮮な魚や野菜、それらをその場で食べられるなど、様々な工夫がされており、連休ではない休日でも駐車場が満車になっていることがあります。私の地元にも5年ほど前に新しく道の駅がオープンしましたが、海が見える眺望のよいところであり、週末ともなれば新鮮な魚や料理を求める人たちで混雑しています。

そもそも道の駅とは、何かを調べてみると、
・24時間、無料で利用できる駐車場・トイレ(休憩機能)
・道路情報、地域の観光情報、緊急医療情報などを提供(情報発信機能)
・文化教養施設、観光レクリエーション施設などの地域振興施設(地域連携機能)

を併せ持つことが基本コンセプトとなっており、“道路利用者への安全で快適な道路交通環境の提供”“地域の振興に寄与”することを目的とされており、これらを満たした場合に、国土交通省から「道の駅」として登録されるという。国土交通省のホームページによると、現在のところ1,059駅が登録されています(平成27年4月15日時点)。

今の時代、コンビニが全国に50,000店舗以上あり、トイレ休憩や食事などはコンビニでも済ませることができます。このような環境の中、道の駅に求められるものが変わってきています。道の駅では、そこでしか食べられない、そこでしか手に入らないというものが求められています。普段は食べられないような新鮮な魚や野菜を食べることで、近場でもちょっとしたお出かけ気分を味わうことができるところも、ここ最近の道の駅のポイントになっています。

今やその市場規模は2,000億円を超えるともいわれており、地域活性化の手段としても注目されています。そのような活性化の手段として考えられている一方、私の地元では新しい道の駅ができたことによって、それまで賑わっていた民間の食事・土産もの施設の客数が減少したということがありました。

今後、道の駅も増加傾向にあることから、このように比較的身近なところで新鮮なものが入手できるようになっていきます。そうなると、徐々に消費者が求めているレベルも高くなり、消費者が求めるものによっては、購入する場所を変えることも可能となってきます。どの業界でもいえることですが、消費者が求めているレベルは日々、高くなっているということを認識しておく必要があります。