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ニコニコレンタカーに学ぶ市場の創造

最近、面白いと思うサービスが「ニコニコレンタカー」という格安のレンタカーサービスです。私は以前、車を所有していたのですが、諸事情により手放しました。大阪というエリアに住んでいても車のある生活に慣れていたので、不便さを感じるのではないかとも思いましたが、手放してみると特に不自由さを感じていないというのが現状です。

それは、ニコニコレンタカーというサービスを利用しているからです。元々は車を所有していない時期もあったのですが、その時は一般的なレンタカーで1日借りては7,000円を払っていました。そんなことが何回か続くと、車を購入してもそれほど変わらないと思ったのが車を購入したきっかけでした。

とはいえ、やはり購入すると、駐車場代やガソリン代、保険代が結構かかってしまい、結局は手放しました。

そこで、ネットで検索してヒットしたのが、このニコニコレンタカーであり、その名のとおり、1日借りて2525円という値段なのです。
ニコニコレンタカーを展開するのは、株式会社レンタスという会社ですが、FC展開により今や全国で1,300店舗を突破しています。
なぜ、12時間の利用で2,525円という価格を実現できるのか。それは、車自体が中古車であり、かなり安くなった車を利用しているからです。

一般的なレンタカーであれば、新車を使っているのですが、そこにコストをかけていないのです。また面白いのが加盟する店舗が、レンタカー専業でやることもあるのですが、加盟ターゲットとしては、自動車整備工場やガソリンスタンドといった車に関連する仕事に携わっているところなのです。

そもそも、自動車整備工場やガソリンスタンドなど、市場としてはあまり芳しくない状況となっています。そのようなところをターゲットとすることで、プラスアルファの売上をもたらすことができるのです。しかも、ガソリンスタンドであれば、別の場所で満タンにすることもないですし、ある程度広いスペースがあるので、加盟社側からすれば新たに駐車場を借りるコストもあまりかかりません。

そして、中古車といっても、しっかり手入れもされており、清掃も行き届いているので、何ら不満を感じることもありません。もちろん、レンタカーは新車で導入された一般的なレンタカーを使いたいという方もいらっしゃるでしょう。
ただ、実際には中古車で10万キロ走行している車でも普通に移動できればよい、と考えているユーザーも少なからず存在するということです。

レンタカーという今まであったサービスを少し変えるだけで、今や1,300店舗展開できる市場があったということです。
前回はカーシェアで時間を刻んだサービスで市場を掘り起こしているということを書きましたが、今回は安さをウリにした結果、中古車を使ったというビジネスモデルを紹介しました。

ちなみに、ニコニコレンタカーの2,525円(税込)という価格は消費税が5%から8%に上がったときに据え置かれました。次に10%になるときにはどうなるのか…。ちょっと気になるところです。
皆様も、今のビジネスモデルに少し変化を加えることで、何か新しい発見があるかもしれません。