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相次ぐ食品偽造 その裏で好調を維持する真面目な生産者

2013年10月に発覚した阪急阪神ホテルズの食品偽造の発覚。大きくニュースとして取り上げられたこの事件は、皆様の記憶にも新しいのではないでしょうか?その後もホテル各社の偽造が発覚は続き、大手百貨店にまで広がりを見せました。

しかし、この食品偽造問題は氷山の一角といえるでしょう。水産業界関係者の方々の意見として、「いまさら何を言っているのか?」といった声も実際に耳にします。平成25年10月に東京都生活文化局が発表した「平成25年度第2回インターネット都政モニターアンケート結果」では、“食品の安全性に対する関心の有無”について、「関心がある」と回答した割合は98%と非常に高い数字でした。

近年「食の安全」に対する意識は、高まりを見せておりますが、今回の食品偽造をきっかけにして、更に消費者の注目は高まると考えられます。一連の食品偽造問題の影で、好調を維持する企業も存在します。それは、“真面目にこつこつと事業を続ける生産者・メーカー”です。「食の安全」に対する関心の高まりから、“国産原料”“明確なトレーサビリティ”“生産者の努力”に対して適正な評価が下されています。真面目に事業を続ける生産者・メーカーにとっては、今は絶好の好機であるといえるのではないでしょうか?

◆昨年対比120%で売上を伸ばす養殖事業者

近年業績を伸ばし続ける企業として、餌の生産にも携わり、独自の養殖技術を追求する養殖事業者が存在します。当社は、HACCP認定の加工場も有し、厳しい衛生管理の下に商品の出荷を行っております。

当社は、大手外食企業各社との契約はもちろん、「食材に対するこだわりの強い小数店舗経営」の飲食店にも支持を受けています。

工場への視察件数は、年々増加傾向にあり、消費者の「食に対する関心の高まり」が反映された姿だと感じられます。

また、全国各地で努力を続ける生産者は多く存在します。このような生産者の方々は、独自で販売ルートの開拓に努めています。価格競争が進み、適正評価をされない時代が続く食品業界において、自らの商品の良さを訴え適正価格(生産者の利益が守られる金額)での取引を拡大しています。

◆価値を価格に転嫁する。最初のステップとは?

近年は、「食の安全」が叫ばれる状況ではありますが、それでも価格に対する目はシビアです。生産者・メーカーの努力を利益に変えることは、なかなか簡単にはいきません。その中で最初に取り組むべきは、現状の正しい認識です。自分達の強みを知ることが最初のステップになります。

「商品の特徴は?」「水揚げされる魚体の大きさは?」「漁場の特徴は?」「栄養分に差は見られないか?」「漁法の特徴は?」「鮮度管理の方法は?」「加工技術に差は無いか?」と全国各地の同業と比較をする中で、自分達の強みを知りましょう。従来よりも細かく分析しましょう。話をしてみると、意外と自分達の商品について知らないというケースが水産業界においては多分に存在します。価値を価格に転嫁するためには、自分達の価値を正しく認識することがスタートになるはずです。

自分達の価値を正しく認識し、「誰に販売を行うのか?」「誰が販売するのか?」「どのように売るのか?」を検討します。今一度原点に立ち返り自分達を見つめ直すことが重要となります。