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『なぜ計画の創り込みにこだわるのか!』~高い目標への挑戦!

PDCAサイクル(P:計画→D:実行→C:評価→A:改善)がうまく回らないのは、そもそも計画が創り込めていないという現実が引き起こしているものだ。

多くの幹部が、「計画はあるけど、その後が回っていかない」と、計画そのものには問題意識を持っていないように感じる。

しかしながら、しっかりと創り込んだ計画さえあれば、
その計画に基づいて実行してみる、実行して狙い通りに出来たのか出来なかったのかを評価する、
そして出来なかったことはどう対応すべきかを検討して改善する、という流れに意識せずとも乗っていくはずだ。

以前、ライフネット生命の出口社長と対談させていただいた際にも、
「計画さえきちんと創れば、PDCAは普通に回っていきますよ」という話が出てきた。
多くの方から難しいと言われていた生命保険のベンチャー立ち上げを、着々と成功に導いてきたトップの話として実に深い言葉に聞こえた。

現在の厳しい経済環境下においては、企業の目標、部門の目標、チームの目標、個人の目標、どういった立場であれ、目標達成は困難になってきている。

登山に例えていうと、エベレストに登るようなものだ。必ず、山頂まで登れるという類の山ではない。

仮に、エベレスト登山隊のリーダーに任命されたとしたらどうするだろう? 決して、「登りながら途中途中で対応すれば良いよね」といったことはしないだろう。

「登るルートはどこにするか」
「何日かけて登っていくのか」
「食料はどれくらい準備するか」
「各ポイントの気温はどの程度か」
「装備や服装をどうするか」
「想定しなければならないリスクは何か」
「そのリスクにはいかに対応するか」

誰もが、事前に徹底して登山計画を創り込むのではないだろうか。

ビジネスにおいても創り込むべき計画はそのレベルである。
目標の難易度が、富士山レベルであれば、少々粗い計画でも山頂にたどり着けるだろう。

しかし、難易度が「やってみないとわからない」エベレストレベルであれば、粗い計画では決して山頂にたどり着くことはない。
だからこそ、計画を創り込む必要があるわけだ。

現場では、「計画の創り込みにかける時間が無い」という話がよく出てくるが、
厳しい環境であればあるほど、最も優先順位の高い業務が、計画を創り込むことである。

期限を設定して締め切ることも会社全体のマネジメントとしては大切だが、
一方でその計画をもって実行にあたる幹部の皆さんは、納得できるレベルまで計画を創り込むことに、是非ともこだわってもらいたい。

川原 慎也
株式会社船井総合研究所 上席コンサルタント
経営者・幹部様向け/攻めるPDCAマネジメント・顧客満足度アップ
外資系自動車メーカーにて営業、マーケティングなどを経験したのち、1998年船井総合研究所に入社。年商1兆円以上の大手企業から社員3名の零細企業に至るまで、企業規模や業態を問わず幅広くコンサルティングを行っている。 PDCAを切り口に現場の行動に変化をもたらし、企業を新たな成長のステージへと導くコンサルティングが近年高い評価を獲得。