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ABC分析を在庫コントロールに活用する

在庫管理の定石としてABC分析という分析手法を耳にされている方も多いと思います。ABC分析は、パレートの法則を活用し、出荷特性ごとに商品を分類する分析手法です。物流センターからの全出荷量を基準に、全出荷量の80%を占める概ね20%の商品をAランク、全出荷量の95%まで占める概ね50%の商品をBランク、残りの商品をCランクというように設定することが一般的です。

ランク別の在庫コントロールの方法として、
Aランク商品→安全在庫保有・在庫日数管理・オプション在庫設定あり
Bランク商品→安全在庫任意・在庫日数管理・オプション在庫任意設定
Cランク商品→安全在庫なし・在庫数量管理・オプション在庫設定なし

など在庫の持ち方を変えるために活用することもあります。このランクの場合はこのようなコントロールという決まったやり方はありませんが、全ての商品に対し同じの保有ルール、同じサービスレベルを維持しようとすると多大な費用がかかるため、ランクごとに保有ルールを変えるというのが定石です。

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ABC分析の考え方を在庫管理に取り入れている会社は決して少なくありませんが、うまく機能していないことが多いのは、ABCのランク付けを担当者の判断に基づいているためです。また、定期的なABCランクの見直しが行われていない場合もあります。

一人当たり数百~数千のアイテム数を担当していることが多い商品部の担当者は、一つ一つのアイテムの出荷動向を把握することは難しく、ABCのランク付けも明確な根拠なくイメージでつけざるを得ない状況があります。また、定期的なABCランクの見直しが行われていない状況では、現在の販売動向を反映した適切な在庫管理は出来ません。

以上のような理由から、在庫管理が必要なアイテム数が増えてきた場合、経験者の判断からではなく、出荷実績をもとにしたABC分析が必要になってきます。これを実現するために、多くの場合ITシステムの導入が必要になってきます。投資対効果が得られるかどうかをしっかり判断した上で、ITシステム導入によるABC分析を検討していきましょう。