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“やっぱり”課長のポジションは企業の“実行”を支える“肝” ~課長のマネジメント力を改めて見直す~

■課長のポジションは超重要
先日、ここ3ヵ年で急成長している企業にご訪問させていただく機会がありました。この急成長に伴って、従業員数も30名程度が80名程度までになっているそうです。
「30名程度の人数であれば、自分一人でも把握できたんだけどね。80名まで増えると自分一人ではすべて把握できないし、伝えたことも伝わらないよ。」
成長していかなければならないことを前提に考えると、経営者はマネジメントを“幹部”に任せていくしかありません。これが企業にとって“幹部”が重要な背景です。ここでは現場に最も影響を与える“課長というポジション”を考えていきます。

■機能しない課長のポジション
“課長”は“経営者の意図を理解し、現場を動かすことができるか”どうかが次に問題になってきます。
今のところ、組織の中で求められている機能を果たせていない“課長”が多いようです。
その理由は“課長”になっても“個人プレーヤー”と同じ動きをしている“課長”が多いからです。“成果の出し方”という点に着目すると、その動きが変わる意味が見えてきます。
“個人”の場合は“自分で考えたことを自分で実行して、成果を出すやり方”だったのが、“課長”の場合は“課長が考えたことをメンバーに実行してもらい、成果を出すやり方”に大きく変わるのです。
つまり、ゴールを達成させるための方法が少し曖昧だったとしても自分が行動しさえすれば成果を出すことができます。仮に出なかったとしても自分に被害がふりかかるだけです。一方、メンバーを持つ“課長”は自分の考えが曖昧だとメンバーの方々は動くことができません。
この成果の出し方”をまず認識しないといつまでも“個人プレーヤー”の考えで評価するので、「部下の理解が遅い」「できないやつが多い」という愚痴をこぼしてばっかりで、課員に一向に成果が上がる実行をさせず、自分一人でやってしまうのです。

■再度役割認識から始めよう
“課長”になった多くの方が“課長”には何が必要かということがわかっていません。組織の実行力を上げようとすると、“課長のポジション”が重要になってきます。一度自分たちの“課長”の実力を評価し、“役割”を再認識させる機会を設けたほうがいいと思います。

石井 利幸
株式会社船井総合研究所 チーフ経営コンサルタント
PDCAマネジメントの真髄を習得し、金融機関、メーカー、電機部品商社、石油商社、物流企業、等々、さまざまな業種で成果を上げており、特に「赤字部門の黒字化」が得意領域。 ワークショップスタイルで現状分析、原因究明、改善計画策定をきめ細かくサポートするコンサルティングスタイルは、幹部クラスから「具体的かつ実践的」という高い評価を得ている。「自ら考え自ら実行する」人づくり、組織づくりに邁進することで、今後も企業を新たな成長ステージへと導き続ける。