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あなたと部下はタイプが違う! 部下を動かす接し方

「部下が思ったように動いてくれない・・・」
「そんなことできて当り前なのに、なぜかできない・・・」
「なぜ、そんなことをするのか理解できない・・・」
「いくら言ってもわかってくれないのでイライラする・・・」
「最近の若いヤツ(部下)が何を考えているかわからない・・・」
社長はもちろんのこと、営業担当の取締役やマネジメント層、リーダークラスの方々と日々お話をしていると、このようなことをよく耳にします。
このような企業を含め、多くの企業では、「コーチング」や「アクティブリスニング」、「360度評価」といった手法を取り入れています。
マネジメント層、リーダークラスを集めて、「部下を育成することが君たちの役割である」と、コーチング研修を行ったりしています。
しかし現場では、それらがうまく機能していないというのが現実です。
なぜでしょうか?

もちろん、コーチングの講座そのものに問題がある場合もあります。
コーチング研修でよく実施されるロールプレイングにおける上司役が「天使」のような人で、言ってることはわかるんだけど、あまりにも自分とかけ離れ過ぎていて、現場に戻って実際にやろうと思ってもなかなか実行できない・・・。
しかし多くの場合、コーチングの前提となる考え方が理解されないまま、テクニックを身につけてしまっているため、現場で実行できないのです。
つまり、「自分が当り前だと思っていること」「自分はこのようにやっている」という上司中心の考え方から脱却しないまま、コーチングというテクニックを使おうとするから、うまくいかないのです。
部下育成や部下とのコミュニケーションにおいて最も重要なことは、「自分と部下の常識や価値観が異なっている」ということを理解することです。これが理解されないまま、コーチングやアクティブリスニングといったテクニックを使おうとしても、うまく行くはずがありません。
前提が理解されていないのですから。

これを解決する一つの手段が「タイプ診断」というわけです。
ここで言う「タイプ診断」とは、皆さんも使用されたり、耳にされたことのある「SPI」や「CUBIC」といった現在の能力を診断する「能力診断」のことではなく、「この人がどのような考え方をするのか?よって、どのような声の掛け方をすると効果的なのか?」「潜在的に、どのようなことをするのが得意なタイプなのか?」といったことを分析したものです。
「タイプ診断」を使用することで、それぞれの部下の考え方と自分の考え方が異なっていることに気づき、今までの接し方や指示の伝え方では理解されないということや、今までの声の掛け方では知らず知らずのうちに部下のモチベーションを下げていたということを理解することができるのです。
ここまでやってから、コーチングを行うと効果があります。
上司は、「天使」を演じる必要がなく、「この部下は俺と考え方が異なっているから、言っても言っても理解されないんだな。ちょっと伝え方を変えてみるか」となるからです。
つまり、「伝わらないことが当り前」ということを理解したうえで接することができると、伝わらなくてイライラすることがなく、「伝わらないのなら別の方法で伝えよう」と、自らの行動を変えて行くことができるのです。

「タイプ診断」は「能力診断」と違って、まだまだ使い道が多数あります。
例えば「採用」もその一つです。
就活に関するマニュアルや講座が多数存在する現在では大学生もよく訓練されており、ちょっとやそっとではマニュアルで塗り固められた向こう側にある、その学生の本質が見えません。
「能力診断」も簡単にパスしてきます。
そんな今こそ、「タイプ診断」が活用できるのです。
(この記事は2008年5月2日に初掲載されたものです。)