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超効率的学習法HLS~短期で身につける学習法とは?~

ある社外のコンサルタントが様々な企業の再建・改善に関する仕事を通じて得られた種々のノウハウを、「勉強を科学する」というコンセプトに基づいて学習の世界に応用することで、驚異的な成果を生み出す学習法として完成させたもので、HLS(Hybrid Learning System)と言います。私自身も人材育成に多くのヒントを得て、私が現在進めている後継者育成のプログラム開発のもとになっている教育システムです。

●超効率的学習法HLSの紹介
どのようなビジネスであっても、競争社会の中で必死に日々工夫されて成果を上げておられるはずです。そして、それらの成果を創り出した多くの考え方や、やり方が経営のノウハウとして確立され、様々なビジネスの領域で活用されています。しかし、学習の世界、教育の世界はどうしてもクローズドな世界である為に、他産業で確立されている各種のノウハウが移入されていなかったの
です。ここに着目して、教育のドメインにどの様なノウハウを移入すれば良いかを考えて以下の8大理論にまとめました。これらの理論を応用して学習すれば、人は驚く程、ぐんぐん成績は伸びていきます。(8大理論については後述)さらにその後の研究で、頭の動きがどう学習に影響しているのかを解明してきました。「理(ロジック)と情(イメージ)」の理論です。一般的には理(左脳)、情(右脳)と言われていますが、人間は、問題を解くときに無意識に理的、情的な頭の動きをしているのです。ここに個人ごとの「頭のクセ」が現れてきます。この「頭のクセ」対策を施すことで、三流弁護士から独自のテクニックを学ぶことにより、偏差値36の落ちこぼれ高校の生徒が東大合格を目指し劇的な成長をする、あの「ドラゴン桜」的効果が出せるのです。

●偏差値25から半年で慶應合格へ!(HLSの「ドラゴン桜」的実例紹介)
今年の春に、偏差値25、しかも高校は通信制でほとんど勉強していなかった男子をたった半年間のHLS指導で超難関の慶應義塾大学に見事合格させることができました。なぜ合格させることが出来たのか?説明しましょう。まず次の式をご覧ください。

・合格力=学力×闘う心
・学力 =知識×使いこなす力

一般に勉強と言うと知識を吸収することに偏りすぎています。成績を上げて、合格するためにはむしろ、「闘う心」を鍛えることと、「使いこなす力」を習得することが実は早道なのです。
まず「闘う心」とは、目標をしっかり見定めて、何が何でも合格したい、入学したいと強く祈念することです。自分は出来る!と思うことです。
また、「使いこなす力」とは以下の8つの力で構成されています。
1.着眼力:どこから手をつけ、解き始めるかを見つけ出す力
2.観察力:解くための条件は何か?漏れはないか観察する力
3.整理力:洗い出した条件等を使えるように整理する力
4.分析力:整理したものから解答方針を見つけ出す力
5.判断力:その解答方針で正しいかをチェックし、判定する力
6.構想力:解答のプロセスを予想し、設定する力
7.持続力:プロセスを追い続ける力で、集中する、緩める、の加減がコツ
8.確認力:解答を見直す力
この「使いこなす力」を鍛えると本当に驚くほど成績は伸びるものなのです。

●学習法としての「SLM(速習法)」と「らせん階段」
問題が解けるようになる為には、どれだけ多く問題を解くために考えたかに比例するものです。手を動かすのではなく、頭の中で解答を浮かべたり、解答プロセスを考えたりを、いかに多く、しかも効率良く、短時間でさせる方法がSLM(Speed Learning Method)学習法なのです。この方法をとることで通常の5~30倍位を消化していけます。
また「らせん階段」学習法とは、一気に全ジャンルを学習していきます。確実に理解できていなくても、何となく解ったら次に移ります。次に戻って来るまでに、不思議なことに人間の頭は理解できるようになるのです。この「SLM(速習法)」と「らせん階段」を組み合わせると劇的な結果を生んでくれるのです。

●ユニット学習法こそ「ドラゴン桜」の実践法
大学受験などでも使えますが、むしろ資格試験や社会人教育に有益なのがこの「ユニット学習」です。知識は単独で存在しているのではなく、必ず発展の流れの中であったり、有機的に他のジャンルの知識と連関しています。知識を構成する最小単位を「要素」と呼んでいますが、ある知識の1要素は他の知識の要素にもなっているため、1つのユニットを学習すると、他のユニットの要素も吸収したことになります。これをパソコン上で合格への最短ルートとして、するべきことの必要最低限を示し、ナビゲーションしてあげます。つまり、ユニット化することによって、合格に必要な学力がどの知識等によって構成されるかを科学的、合理的に規定することが可能なのです。つまるところ「ドラゴン桜的」学習法も、ムリ・ムダ・ムラを排除して、必要なことのみ学習すれば良いということです。

●人間形成への応用
このユニークかつ実践的な学習法は、小・中・高生や資格取得に向けた学習指導から成人教育に至るまで、一貫した理論(8大理論や人間分析理論)に裏打ちされています。これらを理解・習得することは、とりもなおさず、人間性を向上させ、生きる力を伸ばしてくれるのです。子供の頃、勉強させられていて、「こんなこと、大人になってなんの役に立つんだ」と疑問に思ったことはありませんか?本来、勉強とは、知識を吸収することだけでなく、むしろ、この背後にあるこれらの力を吸収させることが目的なのです。

HLSを支える理論は、大きく次の2系統に分かれています。

1.効率を高めるための理論
2.人間を多面的、根源的に捉えるための理論
では、それらについてご説明しましょう。

●効率を高めるための理論
先述した8大理論がこれにあたります。
1.要素分解組替ハイブリッド理論
   先述した「ユニット学習法」に利用されています。要素とは「知識」と「使いこなす力」のことです。何か、知識を理解したり、吸収したりする時には、着眼力とか、構成力とか、「力」を必要とします。これらの「力」も要素と呼んでいます。これらの要素をユニット学習の場合はバンドル化して使用します。

2.∑忘却曲線理論
   人はせっかく憶えたことを、時間が経過すると忘れたり、曖昧になったりします。繰り返し学習(SLM速習法)に応用され、短期間に何度も目にし、耳にし、手になじませることで記憶を定着させるための理論です。

3.習熟度反比例マスター理論
   人は馴れるについて、1つの事をするのにも時間を要さなくなってきます。 したがって、予定を組むときに、こなした回数に応じて、所要時間を減少させて指示を出す時に利用する理論です。

4.鉄道ダイヤ方式による新カリキュラム編成理論
   とにかく予定通りには勉強は進まないものです。事故や何かあって鉄道ダイヤが乱れることは往々にしてあるものです。そんなときにダイヤを正常化させる理論を学習に転用させるための理論です。

5.全天候型テイクオフシステム理論
   一般に勉強は順を追って進めるものと思われていますが、そんなことは全くないのです。HLSのユニット学習でやれば、いつ、どこから始めても、最終的には必要なことは全てマスターできる、そこに使われている理論です。

6.サイコロジカルインディビ理論
   個人ごとの心の在り様や、頭のクセに応じて、どのように指導の仕方を変化させたら良いかなどを決め込むときに利用する理論です。指導法を最適化するには欠かせない理論です。

7.Flash By Bridge理論
   優秀な人は、問題や課題に対して、一瞬に解答や解決策を出してきます。
  しかし、どんな人でも、順を追って考えをリードすれば、必ず解答を出せるはずですし、解決策を見つけることが出来ます。この順を追うことの出来る石と架け橋を用意するための理論です。

8.超右脳活性化圧縮理論
   いわゆる演繹思考ができるようになるための理論です。この演繹思考ができるようになると、思考スピードは超高速になってきます。経営力を身に付けるときには絶対マスターしてほしい理論です。

●人間を多面的、根源的に捉えるための理論
「三つ子の魂百まで」と言いますが、人間は元来その人の持っている根源的なものは本当に変わりません。しかし、表面に現れている考え方や行動は後天的に変化していきます。この人間の性質をきちんと把握して、対応し、育成するときの理論が次のものです。

1.理と情(根源的特質)の理論
   理、すなわちロジックのことです。情、すなわちイメージのことです。
  左脳的、右脳的と言っても良いかもしれません。人間はこの理と情の動かし方のバランスや順序に固有の波形を持っています。この波形を調べることで、その人の根源的性質を捉えることができるのです。

2.態相様時(外面的特性)の理論
  ・「態」 堅実か、闊達か、いずれを表すか?
  ・「相」 安定か、変化か、いずれを表すか?
  ・「様」 現実か、理想か、いずれを表すか?
  ・「時」 短期か、長期か、いずれを表すか?
   例えば、堅・安・現・短と表れたとします。その人は、堅実な考えで、安定を志向し、現実を見つめ、目の前のことへの対応を大事にします。安 定した職業に多いタイプです。この様に外面的特性を示す理論です。

3.四大資質(福沢諭吉)
   立派な社会人は次の資質を持つ必要があります。それは、哲学・誠実・商才・体力です。現代風に言い換えると、アイデンティティ・インテグリティ・ビジネスセンス・ストレングスです。最近のライブドアや村上ファンドの事件はインテグリティ不足が原因なのです。現代にも通じる普遍的理論だと思います。

●成人に必要な力(スキル編・人間力編)とこれらの力の伸ばし方
大人になったときには、スキル面・人間力面において、身に付けておきたい力が数々あります。立派な社会人は、コミュニケーション力と課題解決能力を持つべきだとよく言われています。このコミュニケーション力は人間力に基づいています。また、課題解決能力はスキルそのものです。抽出力、構想力等に、要素分解して訓練すれば、すぐ身に付けられます。
最近ではよく人間力を伸ばそうとか、○○力をどうしようとか言いますが、どうすれば良いかさっぱり分かりません。しかし、それぞれの「力」を要素分解して、SLM(速習法)を利用して、らせん階段学習法によるユニット学習をすればまったく問題がありません。具体的に申し上げましょう。課題解決能力を例にして、要素分解してみます。
・課題…発見・抽出・分析・比較・重要度等
・解決…仮説・目標・目的・推測・実行等
まず、何かの例題を見て、頭の中で課題をどう発見し、それを抽出し、どうなっているのか分析し、過去の例題やらと比較してみるということを数多くこなします。(頭の中でだけですよ。)次に解決です。同じく頭の中で、仮説を立てて、どんな風に解決させるか目標を立て、実行したらどんなプロセスをたどるか推測します。実行したつもりでイメージしてみるのです。数多くの例題をこうやって頭の中でこなしてみてください。ビックリするほど力がつきますよ。
もう一度コツを申し上げますね。○○力を鍛えるコツとは、「要素分解すること」「速習法ですること」「らせん階段学習法ですること」「ユニット学習ですること」です。

●後継者育成塾を開講(10月スタート)
今回ご紹介したHLS学習理論を応用してユニット学習にまとめ、後継者育成塾を開講することで、広く次代の経営者の育成をすることに致しました。講座は4期構成で、業績向上、経営計画策定、基本相続方針策定、相続と事業承継をテーマとして取り扱います。座学、グループ学習、自学の方法や、カリキュラム、テキスト等もかつてどこにもなかった工夫が随所に込められていて、HLS理論の真髄を目の当たりにすることができます。なるほど、こんな風に学習すれば、人は短期間で驚くほど成長するものなんだと感じます。
(この記事は2008年4月21日に初掲載されたものです。)